節約に効果的と思いつつ、電気料金プランの見直しは中々進まないものですよね。仕組みや条件が違うため、「自分に合うプランはどれ?」と迷ったことがある方もいるでしょう。最近はライフスタイルの多様化に合わせた料金プランも続々と登場しています。賢く料金プランを選ぶための「見直しポイント」をチェックしてみましょう。
※この記事は2021年9月10日に公開した内容をアップデートしています。
【チェックポイント1】月々の使用電力量はどのくらい?
まずチェックしたいポイントは「月々の使用電力量」です。
「使用電力量」とは、どのくらい電気を使ったのかを示すもので、「kWh(キロワットアワー)」という単位で示されます。 使用電力量はウェブサイトなどで確認でき、東京電力エナジーパートナーと契約しているご家庭の場合、会員サイト「くらしTEPCO web」の次の部分に示されています。
電気料金プランには、いろいろな種類の料金体系があるのですが、そのなかには「一定の使用量までは料金が定額」になるというプランが存在します。イメージとしては、スマホ料金プランの“定額プラン”に近いものと言えるでしょう。
〈図〉従量課金タイプと定額タイプの違い(イメージ)
スマホ料金では「20GB」などの通信量が基準になりますが、電気料金では「400kWh」などの使用電力量が基準となり、自分に合ったプランを選ぶことができます。
たとえば、次のような2つの世帯があったとします。
東京電力エナジーパートナーの料金プランでは、使用電力量「400kWh/月」を基準として、自分にとっておトクなプランを見極めることができます。
たとえば、一人暮らしのAさん(200kWh/月未満)の場合は、従量課金制の「スタンダードS/L」プランがおトクになります。
一方で、4人家族のBさん(400kWh/月以上)の場合、使用電力量が多いので400kWhまで電力量料金が一定額になる「プレミアムS/L」プランの方がおトクになります (※)。
〈図〉AさんとBさんの電気料金のイメージ
なお、使用電力量は季節によって大きく変動します。電気料金プランを検討する際は、1年間の平均使用電力量を計算してみましょう。また、「プレミアムS/L」の場合、年間を通じて、基準の使用電力量を下回る月がないかどうかも確認しておくと、「料金プランを変えたら、電気代が逆に高くなってしまった!」という事態にならずに済むので安心です。
使用電力量と料金プランの組み合わせによって、電気代が割高になったり、割安になったりすることがわかりますね。まずは、自分の使用電力量をチェックするところから、はじめてみましょう。
【あわせてチェックしたい料金プラン】
▶「スタンダードS/L」の特徴、料金表/▶「プレミアムS/L」の特徴、料金表
【チェックポイント2】おトクなプランに加入できる自宅設備はある?
夜間に蓄熱する設備があると、おトクになることも!
ふたつめのチェックポイントは、「自宅の設備」です。
オール電化住宅等、エコキュート(自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機)などの夜間に蓄熱する機能をもつ「夜間蓄熱式機器」等が設置してある場合に、おトクな料金プランに加入できることが多くなっています。
東京電力エナジーパートナーの場合、エコキュートなどの夜間蓄熱式機器等を設置している住まいでは、「スマートライフS/L」という料金プランに加入することができます。
【あわせてチェックしたい】
▶「エコキュート」のメリットを紹介
「スマートライフS/L」は、午前1時〜午前6時の間の夜間の電力量料金単価が、1kWhあたり27.86円に設定されており、昼間よりも安くなっています。
〈表〉スマートライフSの料金表
【あわせてチェックしたい料金プラン】
▶「スマートライフS/L」の特徴、料金表
環境にやさしい電気自動車に乗っていても、トクをする!
住宅設備だけでなく、特定の“モノ”を所有している場合にも、電気代でトクをすることがあります。
東京電力エナジーパートナーでは、電気自動車(EV)かPHEV(プラグインハイブリッド車)の対象車種を戸建て住宅で所有し、自宅で充電している場合、年間最大3600円分のポイントがもらえる「eチャージポイント」というサービスを提供しています。
「eチャージポイント」は、ほとんどの料金プランの利用者が加入できる上、登録料や年会費などは一切必要ありません。
申込手続きをするだけでOKなので、条件が揃っていれば加入しないともったいないサービスと言ってもいいかもしれません。
EVやPHEVを自宅で充電する方なら、必ず加入しておきたいですね。詳しくは、以下を確認してみてください。
【チェックポイント3】電気をよく使う時間帯はいつ?
最後のチェックポイントは、「電気をよく使う時間帯」です。
一般的に昼間よりも夜間の電力量料金単価を安く設定している料金プランが多く存在します。
東京電力エナジーパートナーの料金プランでは、「夜トク8」・「夜トク12」という「夜トクプラン」がコレに該当します。
もし、「仕事が忙しくて夜間しか家にいない」「休日も外出ばかりで夜間にしか家にいない」といったライフスタイルの方だと、使い方次第でコストを下げられるでしょう。
ただし、このような料金プランを選択する場合、注意が必要です。なぜなら、一般的に昼間の電力量料金単価が高めに設定されている場合が多いからです。
「夜トク8」と「夜トク12」も、夜間は電力量料金単価が1kWhあたり31〜33円ですが、昼間は1kWhあたり42〜44円となっています。
たとえば、「夜トク12」で契約したものの、想定以上に休日の昼間に電気を使う機会が多かったり、急遽リモートワークになって平日も昼間に在宅が多かったりすると、結果的に電気代が高くなってしまう可能性があるのです。
使い方次第で安くなるけれど注意も必要、という点は覚えておきましょう。
【あわせてチェックしたい料金プラン】
▶「夜トクプラン」の特徴、料金表
3つのポイントをチェックして、見直しを進めよう!
これまでは、いろいろな仕組みや条件を理解するのに苦労して、料金プランを絞り切れなかったかもしれません。
しかし、今回紹介した3点を押さえれば、かなりシンプルに考えて、自分のライフスタイルに合った料金プランの見直しを進められるはずです! また、これまで見落としていたおトクなサービスもチェックしてみてください。
※定額料金や各電力量料金には、別途使用電力量に応じて燃料費調整額および再生可能エネルギー発電促進賦課金がかかります。
※本記事の内容は公開日時点での情報となります。