エコキュートの交換費用はいくら?相場や施工業者の選び方を徹底解説!

エコキュート交換

エコキュートは、空気の熱を使って電気でお湯を沸かす省エネで高効率な給湯機です。生活に欠かせない設備だからこそ、故障した場合は、修理か買い替えか慎重に判断する必要があると言えるでしょう。

本稿では、エコキュートをはじめ、環境と地球と人々にやさしい商品の販売や修理を行っているムサシノ電機株式会社さん(以下、ムサシノ電機さん ※会社概要は文末を参照ください)に、エコキュートの交換や修理費用の相場や信頼できる業者を選ぶコツをうかがいました。

 

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エコキュートの寿命はどのくらい?

一般的に、エコキュートの寿命は10年が目安だと言われています。とはいえ、使用する環境などによって、10年より長く使い続けることができる場合もあれば、もっと早く寿命を迎えてしまうこともあります。

また、交換といっても部品のみですむ場合や、補修部品がないなどの理由で機器全体の交換を要する場合もあります。

 

 

エコキュート交換の費用相場

エコキュートを使い始めてそろそろ10年になるという方が気になるのは、エコキュートの交換費用の相場でしょう。そこで、エコキュートの販売(交換)や修理を行うムサシノ電機さんに、交換費用の相場などについてうかがいました。

エコキュート機器全体の交換費用の相場

まず、古いエコキュートを撤去し新しいエコキュートへ機器全体を交換する場合の目安となる費用は次のとおりです。

ムサシノ電機さんにうかがったところ、本体価格と工事費、処分費を含めた一式の費用は、タンク容量370Lの標準的なタイプの場合は39万8000円〜(税別)、460Lの標準的なタイプなら42万8000円〜(税別)が目安になるとのことです。
※交換費用は、工事内容や各施工業者などにより異なります。

ただし、これは標準的なタイプのエコキュートのケースですので、特殊な仕様のタイプや付加価値をプラスしたタイプの機器の場合などには、交換費用が変わる可能性があります。実際に交換する前に(契約締結する前に)見積もりを取るなどして確認するとよいでしょう。

ヒートポンプユニットだけを交換するケースは少ない

エコキュート

設置されたエコキュート。写真左にある大きなボックス状の機器がタンクユニット、写真右にあるエアコンの室外機のような機器がヒートポンプユニット。

 

エコキュートは、タンクユニットとヒートポンプユニットの2つで構成されています。現在、多くのメーカーでは、どちらかのユニットを単体で交換することは少なく、両方のユニットを含めた機器全体の交換になることが多いと言います。

タンクユニットとヒートポンプユニットとの間には、特定のユニット同士でなければ動作しないように互換性が制限されていることが多いと言います。そのため、タンクユニットとヒートポンプユニットのどちらか片方だけを交換しても正しく動作しないことが多く、ヒートポンプユニットだけを交換するケースは少ないということでした。ただし、ムサシノ電機さんによれば、数は少ないですが、一部、ヒートポンプユニットのみの交換ができるメーカーもあるとのことです。

 

コラム:【豆知識】エコキュート交換工事の手順

エコキュートの交換は、どういった手順で行われるのか、どれくらい時間がかかるのかについては知らない方も多いと思います。ここでは、エコキュートの交換工事の大まかな手順や必要な時間をわかりやすく説明します。

はじめに、エコキュートの電源をオフにし、タンクユニットの中の水やお湯を抜きます。タンク内が空になったら、配管や配線を取り外し、機器本体の撤去作業を行います。ここまでが古い機器を取り外す作業です。

基礎(土台)に転倒防止のアンカーを打ち込んだ様子

基礎(土台)に転倒防止のアンカーを打ち込んだ様子。

続いて、新しい機器を取り付ける作業に移ります。まず、基礎(土台)に転倒防止のためのアンカーを打ち込みます。次に、その上に機器本体を設置し、再び配管や配線を接続します。接続が終わると、タンクユニット内を満水にし、漏水などがないか確認した後に試運転を行うという流れです。

こうした交換工事は約1日で完了します。たとえば、午前9時に交換工事をスタートし、午後3時ごろから試運転を行うといったイメージです。

エコキュートは、試運転が終わるとお湯を沸かし始めるため、当日にお湯を使うこともできます。お湯を沸かすまでの時間は、条件によっても異なりますが、シャワー程度であれば約1時間。お風呂の湯はりをする場合は、4〜5時間必要になることがあります。

工事内容にもよりますが、交換工事の当日、入浴することも可能です。

 

エコキュート修理の費用相場

エコキュート

 

エコキュートの調子が悪くなったとしても、場合によっては、交換ではなく修理で元通りに使えるケースもあるでしょう。機器本体を交換するのではなく、できるだけ修理をして費用を安く抑えたいという方もいるかもしれません。エコキュートの修理費用の相場についてもムサシノ電機さんにうかがいました。

タンクユニットの電動混合弁の修理費用の相場

エコキュートのタンクユニット側の修理でもっとも多いのが「電動混合弁」の交換です。電動混合弁という部品は、お湯と水を混ぜて適温にするという役割を果たしています。この電動混合弁が壊れてしまうと、お湯が出なくなってしまうのです。

この電動混合弁を修理する場合、ムサシノ電機さんでは2〜3万円(税別)が相場だと言います。
※施工業者により費用は異なります。

ヒートポンプユニットの圧縮機の修理費用の相場

ヒートポンプユニット側の修理で多いケースは、ヒートポンプ内に封入されている冷媒の二酸化炭素(CO2)がなくなってしまう「ガス漏れ」だと言います。ガス漏れは経年劣化によっても起こることがあり、その場合は、ヒートポンプの中にある「圧縮機」という部品を交換して、CO2を再度封入しなければなりません。

ムサシノ電機さんの場合、この圧縮機の交換費用は15万円(税別)が目安になるとのことです。
※施工業者により費用は異なります。

エコキュートの修理と交換はどちらがおトクなのか

エコキュートを長く使っていると、修理と交換のどちらがおトクなのか知りたいという人も多いでしょう。どちらの方が安いのかというと、エコキュートの状態や不具合の状況にもよるため一概に言い切ることは難しいです。

ムサシノ電機さんによると、長く使っているエコキュートの場合、1箇所を修理してもまた別の箇所が故障することがあり、結果的に修理費用がかさんでしまうこともあると言います。そのため、同社では、エコキュートの故障の状況を確認した上で、修理費用と交換費用の両方をお客さまへ案内しているとのことです。

また、現在は、さまざまな社会情勢からエコキュートが全国的に品薄になっていると言います。「壊れてから交換すればいい」と思っていると、いざ壊れた時にエコキュートの納期に時間がかかる、交換までに時間を要するという事態になってしまうかもしれません。そのため、ムサシノ電機さんでは、こうした状況も考慮しながら、お客さまへ早めの交換の提案も行っているとのことです。

信頼できる業者選び

istock画像 エコキュート業者選び

画像:iStock.com/natasaadic

 

エコキュートの交換や修理を検討するとき、「業者から高額な提案をされたり、工事がおろそかだったりしたらどうしよう」と不安に思う方もいるかもしれません。信頼できる業者を選ぶためにチェックすべきポイントを、プロの視点から教えてもらいました。

地域に根ざしている

ムサシノ電機さんによると、まず、その業者が本当に実在するのかということを確認すべきだと言います。というのも、インターネットやSNSが普及して情報が豊かになったいま、ホームページはあってもしっかりした事務所や拠点を持たずにエコキュートの販売や修理を行う業者もいるのだそうです。

エコキュートは、毎日の快適な暮らしを支える重要な機器です。交換した後も長きにわたって修理や点検を任せるには、地域に根ざした信頼のおける業者を選ぶことは大切なポイントだと言えるのではないでしょうか。

最速で対応してくれる

ムサシノ電機さんでは、エコキュートの交換や修理の受付を年中無休のコールセンターで受付しています。こうした連絡を受けると、お客さまに少しでも早く安心いただくようできる限り当日に訪問してエコキュートの状態の確認を行っているとのことです。

エコキュートは生活必需品だと言っても過言ではありません。交換の費用だけでなく、故障や不具合のときにすぐに対応してくれるフットワークのよさも、業者選びでは外せないポイントでしょう。

エコキュートの交換費用を抑える方法

istock画像 エコキュート 費用

画像:iStock.com/tang90246

 

エコキュートの交換費用を軽減する方法のひとつに、エコキュートのリースサービスがあります。これは、毎月定額のサービス料を支払うことで、エコキュートを利用できるというもの。購入する場合と比べると、初期費用を大きく軽減できる可能性があるのです。

こうしたリースサービスの中には、リース期間内であれば、機器保証や工事保証、自然災害補償といったサポートがついているものもあります。また、リース期間が満了すると、機器を無償で譲渡してもらえるような場合もあります。

こうしたリースサービスを上手に活用することで、エコキュートの交換費用を抑えることができるかもしれません。自分自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶには、購入だけでなくリースサービスといったさまざまな選択肢を検討に含めることが大切だといえます。

 

「エコキュートの修理・交換費用が気になる場合には……」

これまでご紹介したとおり、エコキュートの修理や交換はそれなりの費用がかかってしまいます。そんなときに利用したいのが、東京電力グループが提供する「エネカリ/エネカリプラス」です。同サービスでは、太陽光で発電した電気を活用してお湯を沸かすおひさまエコキュートを初期費用ゼロで導入することができます。しかも、メンテナンスや保証もついているので維持コストを含めて将来の家計を計画的に設計することができます。

▼「エネカリ/エネカリプラス」について詳しく知りたい方は、以下のサイト「TEPCOの新電化生活」をご覧ください。

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※エネカリプラスは別途足場代等の費用がかかる場合があります。
東京電力エナジーパートナーの電気料金プランにはエコキュートなど自然故障に対応する住宅設備修理サービスが附帯したプランがあります。

 

プロの意見を参考に最良の選択を

温かいお湯を効率よく沸かすことができるエコキュートは、快適な暮らしに欠かせないものです。それだけに、故障や不具合が発生してお湯が使えなくなってしまうと、生活にも大きな影響が出ます。その一方で、エコキュートの交換や修理は決して安いものではなく、迅速かつ慎重な判断が求められます。

今回は、エコキュートの交換費用や修理費用の相場について、エコキュートの販売や修理を長年行い実績も多いムサシノ電機さんに詳しく教えてもらいました。実際に数多くのエコキュートを交換・修理してきたプロの意見を参考にして、エコキュートの交換時期が訪れたときに最良の選択ができるように備えておきましょう。

 

【この記事の取材先】
ムサシノ電機株式会社

ムサシノ電機(埼玉県狭山市)さんは、創業56年を迎え、エコキュートやIHクッキングヒーターなどの設置・交換から、キッチン・トイレなどの水回りまで、幅広い商材を取扱っています。社屋にも地球にやさしい太陽光発電設備を設置しており、環境にも配慮した事業運営を行っています。そして、お客さま第一の姿勢で東京電力エナジーパートナー株式会社提携店としても活動していただいています。

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この記事の著者
EV DAYS編集部
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