EVならおトク!メルセデスEQSで行く、秋の大阪食い倒れ旅

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クルマの旅はいいものです。家族や仲間と同じ空間で移動でき、どこにでも行け、荷物もたっぷり載ります。さらにEVなら、燃料代も安く、環境負荷の低減にも貢献できます。航続距離700kmを誇るメルセデス EQS 450+であれば、東京—大阪間はノンチャージ。食い倒れの町・大阪でのグルメ旅だって、こんなにおトクに楽しめるのです。

 

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社会に出て20年が経ち、早いもので40代。職場も何度か変わり、ライフステージも変化した。引退にはほど遠い働き盛りだけど、慌ただしい日常生活から離れて、ひと息つきたいものだ。懐かしい仲間とじっくりと語り合いながら、できればおいしいものも食べたい。

久しぶりなら、金曜の夜に集まるのではもったいない。1泊、いや2泊くらいしたい。……そんな夢みたいな旅行同窓会の舞台に、大阪ならどうだろうか。人情とグルメが迎えてくれる、懐深い食い倒れの町だ。関東からだといささか遠いが、車中が気まずくなるような関係でもないのだから、ロングドライブの旅も悪くないはずだ。

 

 

東京-大阪間のEV移動なら、新幹線より圧倒的におトク

旧友と大阪に連れて行ってくれるのが、メルセデス・ベンツEQS 450+だ。なにせ107.8kWhのリチウムイオン電池を搭載し、一充電当たりのWLTCモード航続距離は700kmと国内で販売するEVのなかでも最長クラス。ちなみにこの車両はマイナーチェンジ前のモデル。新型は航続距離が759kmに延びているが、700kmでも十分。東京-大阪間は約500kmだから、無茶な運転をしたり、予想以上の渋滞に巻き込まれたりするハプニングがなければ、途中で充電することなくノンチャージで走破できるに違いない。

横から見たメルセデスEQS

 

午前7時、友人をピックアップする。この時点でバッテリー残量は95%を示す。埼玉県にある桶川駅から圏央道に乗り、東名高速に合流する。いわゆるE1Aルートと呼ばれる東京-大阪間の定番コースで、東名から新東名、伊勢湾岸道、新名神、名神、近畿道、名阪、阪神と、日本の大動脈をなぞる道のりだ。

後ろから見たメルセデスEQS

東京-新大阪間を新幹線で往復すると、自由席でもひとり2万7740円だ。対して今回の場合はETC2.0料金なら往復2万6540円で、4名で割れば6635円。充電に費用はかかるが、数千円程度とガソリン代の比ではないので、その差は歴然といえる。

 

大人4人でも快適で優雅。悠々自適なメルセデスの旅

前から見た走行中のメルセデスEQS

 

スルスルと音もなく走り出すEQS 450+は、さすがEV。空気抵抗を示すCd値は世界最高クラスとなるわずか0.20で、その実現に貢献している弓なりの“ワン・ボウ”フォルムは人目を引くようで、運転していると視線を感じる。

車両のインテリア

 

それにしても、移動中のEQS 450+の車内は快適そのものだ。高速巡航時も静寂そのもの。リアはもちろん、助手席にも用意されたエンターテインメントシステムでは、全シートにあつらえられたマッサージ機能やミニゲームにもアクセスできる。4ゾーンクライメートコントロールシステムにより、乗員それぞれに最適なエアコン制御ができる。

車両の後部座席

 

音響はハイクオリティなブルメスター製。プロのロックミュージシャンが設立した世界屈指のオーディオメーカーだ。懐かしい90年代ポップスも、静かな車内に華やかに響き渡り、大いに盛り上がった。静寂もいいが、疑似エンジンサウンドも3通りのモードから選べるから、好みに応じて楽しみたい。

車両のラゲッジ

 

セダンながらラゲッジは広い。ゴルフバッグ4つがゆうに入るため、4人の旅でもじゅうぶんだ。日が傾いてきたころ、大阪市内へと入る。狭い道に入ったとしても、最大4.5度切れる後輪操舵がある。全幅1925mm×全長5225mmの巨体は、ノーズの短さとも相まって驚くほど小回りが利くのだ。

 

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「なにわラグジュアリー」という斬新スタイルを誇る「街ナカ」ホテル・OMO7大阪

ホテルOMO7大阪の外観

 

秋の夕暮れに照らされたOMO7大阪に到着したのは、16:00。542kmを走破し、この時点でバッテリー残量は13%とノンチャージ(途中無充電)で到着することができた。休憩を除いた所要時間は7時間程度だった。

OMO7大阪は、星野リゾートが運営する「街ナカ」ホテル。OMOシリーズは3、5、7と数字が振られており、なかでも7はフルサービスホテルという位置づけだ。

ホテルロビー

 

「なにわラグジュアリー」をテーマに、笑いとおせっかいという大阪文化を取り入れた独自のおもてなしスタイルが特徴だ。

ホテルの部屋

 

部屋は、大人数で泊まるなら、最大6ベッドのいどばたスイートがいい。文字通り井戸端会議ができるような部屋で、中央に大きなテーブルと、その背景には近隣のマップが描かれる。これからどこへ行こうかと、会話が弾みそうだ。

部屋から見る窓

 

大阪らしい眺望を希望するなら、あべのハルカスと通天閣が両方望めるコーナーツインルームもある。それぞれ別の部屋を希望するなら、この選択肢もいいだろう。

 

ディナーは、大阪の食文化を取り入れたフレンチベースのイノベーティブで

とにもかくにも、食い倒れ旅なのだから夕食だ。仲間との久しぶりの集まりは、フレンチをベースにしたイノベーティブで。「Naniwa Neo Classic」と題し、天下の台所とも称される食の町、大阪の伝統的な食文化に立脚しながら、新しさを感じられる全8品のコース(大人1名1万3000円)だ。「豊富な食材」「自由闊達」「合理精神」を軸に考案されたという。全8品のフルコースには、できればアルコールペアリング(8000円)を合わせたい。

EVの移動なら新幹線と比較してひとり2万円近く浮くことになるから、このフルコースディナーとペアリングにちょうど充当したと考えると、おトク感に気分が沸き立つ。

箱寿司

 

最初のひと品目は、几帳面に盛り付けられた箱寿司。酢飯の代わりにジャガイモやリゾーニと呼ばれるパスタを何層にも敷き詰めたサラダ仕立てだ。魚介や玉子と多彩なコントラストを描く。それを受け止めるのはシャンパーニュのロゼだ。酸味と調和したコクが、彩り豊かな食材を引き立ててくれる。もともとハレの日に振る舞われる郷土料理だけに、華やかな気分にしてくれるプロローグだ。

煮こごり

 

「半助」と書かれたものは、大阪でウナギの頭を指す煮こごり。食材を余すことなく使うエシカルで合理的な大阪の食文化だ。ペアリングは「たこシャン」という、たこ焼きと合わせるために作られた大阪産の地ワイン。爽やかでデラウェアらしいスッキリ感のあるスパークリングだ。

魚料理

 

揚げ魚をおろしで食べる煮おろしに着想を得た魚料理は、カレイを揚げて大根おろしに載せた。目の前で注がれる濃厚な魚介のスープに、柑橘が爽やかさを演出する。カレイの骨を使った花紋様のチュイルも載り、食感の違いも楽しい。合わせるのはすっきりとクセのない「金徳葡萄酒デラウェア」という河内で造られたワイン。

肉料理

 

メインは串カツを再構築した3種の肉料理。揚げたハチノスと、サーロインにレバー。サーロインにはキヌア、レバーにはクミンやカルダモンといった香辛料をまとわせることでサクサクとした食感は揚げ物に寄せながら、味わいに個性をもたらしている。芽キャベツとキャベツのピューレを添えてあるのが、串カツの文脈に沿う。合わせるのは、大阪のカタシモワインの赤だ。フルーティで力強く、揚げ物にもよく合う。

 

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環境に配慮した夜のガーデンイベントで2次会。これも大人の旅の醍醐味

ディナーを満喫し、酔いも回ったころにはすっかり夜の帳が下り、ガーデンエリア「みやぐりん」がライトアップされている。OMO7大阪では、毎晩宿泊者限定の「PIKAPIKA NIGHT」というイベントを開催している。トラやフグなどの大阪らしいモチーフのネオンアートがきらめき、ちょうちんを持った子どもたちが広い庭ではしゃいでいる。

ちょうちんとビールとおつまみ

 

なかでも圧巻なのが、ホテル外装に照らし出された動くアート。花火が打ち上がり、ビリケンさんが歩き回る様子はプロジェクションマッピングではなく、建物全体を覆う外装膜に個別のLED照明が照らすものだとか。これにより客室に光が漏れることがないのだという。

ライトアップされたホテル外観

 

ちなみにこの外装膜は「フッ素樹脂酸化チタン光触媒膜」という特殊素材で、日射量を30~45%軽減し、屋内の冷暖房効率を高め、周辺環境へのヒートアイランド現象の緩和にも貢献しているという。約7600平方メートルという「みやぐりん」の緑地も、環境配慮の一環だ。EVで訪れる場所が環境負荷の低い施設であることは、今の時代らしい満足度につながるのだろう。

ピンチョスとワインの乗ったテーブル

 

庭の一角に「ソースワインBAR」というコーナーがある(※2024年11月30日までの期間限定)。大阪の地ソースを使用したピンチョス(2000円)と、大阪のワイン(グラス1杯1000円~)やソフトドリンクを組み合わせて、テロワールを楽しむという趣向だ。

フォアグラのポワレといちじくコンポート、マグロのマリネ、カニクリームコロッケ、ビーフシチュー、チョコレートタルトと、それぞれ地ソースがほんのり感じられるように作られている。

 

大阪グルメのエッセンスをちりばめた、選べるモーニング

翌朝、食い倒れ2日目の狼煙を上げるモーニングは、ビュッフェスタイルとプレートスタイルから選べる。

朝食ビュッフェの料理が並ぶ様子

 

朝食ビュッフェは、大阪の“うまいもん”だらけ。「だし巻き海宝丼」や、削りたてのかつお節を使ったうどんが名物。後のことは考えず、朝からフルチャージだ。

 

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なにわらしさを食と会話で体験できる「ええだし出てますわツアー」

OMO7大阪には、OMOレンジャーという地元の食や文化に精通したスペシャリストが在籍している。毎朝、大阪の出汁文化を学ぶことができるツアーが、その名も「ええだし出てますわツアー」だ。案内してくれるのが、OMOレンジャーの山ちゃん。普段はホテルスタッフだが、このときだけは市場のスペシャリストになる。

OMO7の旗をもって木津卸売市場の前に立つ女性

 

民間の地方卸売市場としては日本最大級の大阪木津卸売市場が近く、朝のお散歩を兼ねて通年(水・日除く)で催行している。ツアーでは、出汁に関連した9つのお店を巡る。福助屋鰹節店では、関東と関西のかつお節の違いを、冗談を交えながら軽妙なトークで教えてくれた。

鰹節を手にトークする男性

 

大阪らしい軽やかなコミュニケーションに興じながら、試食しお土産を買うのが正しい楽しみ方だろう。仲間とともに作法に則って満喫できた。

 

彩り豊かな美食の数々に、会話も弾む「あめちゃんクリスマスアフタヌーンティー」

昼間から昔話で盛り上がるのが旅の常。あめちゃんクリスマスアフタヌーンティー(1名6800円)がてら楽しもう。その名の通り、大阪のマダムが常に携帯している(?)という説もある、“あめちゃん”がテーマのアフタヌーンティーだ。

アフタヌーンティーのテーブルセットアップ

 

10種類のスイーツやセイボリーにちりばめられた大阪文化とクリスマスのモチーフは、きらびやかそのものだ。洋ナシのパンナコッタやフランボワーズとピスタチオのシュークリーム、セイボリーは金平糖のリースサンドウィッチ、冷やし飴ソースのチキンとほうれん草ムースなど、遊び心を効かせた品ばかり。どれも絶品だ。

※2024年12月25日(水)までの金、土、日開催(12月23~25日は特別開催)

 

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リーズナブルにおいしい海鮮が楽しめる、六鮮 通天閣本店

六鮮の外観

 

通天閣の真下、新世界のど真ん中にあるのが、リーズナブルでおいしい「六鮮」通天閣本店。ランチがオススメで、上にぎり定食(1200円)のほか、ちらし寿司(900円)も人気だ。リーズナブルながら、天然物の金目鯛や太刀魚など、活きの良さにこだわっている。昼夜問わず多くの客で賑わう人気店だ。

寿司の盛り合わせ

 

この日のネタは自家製のしめ鯖、彩りのいい太巻き。なかでもうなぎの握りとは珍しい。セットで赤だしとうどんのどちらかを選べる。営業時間が長いところもうれしいポイントだ。

 

施設名 六鮮 通天閣本店
住所 大阪府大阪市浪速区恵美須東1-17-7 コーラルリーフビル 1F
電話番号 06-6643-1168
営業時間 11:00~22:00
定休日 年中無休
Webサイト https://rokusen.co.jp

 

押さえておきたい“粉もん”料理は、「お好み焼き でん」で

お好み焼きでんの外観

 

大阪を訪れたなら、“粉もん”は外せない。訪れたのが、「お好み焼き でん」。生産者の顔が見える野菜にこだわっていて、全国から届く旬の野菜を味わえる。

お好み焼きを焼く店員

 

一番人気なのが、じっくり煮込んだすじコンと大きなエビとホタテがのったでんスペシャル(1910円)に、ゴマと大葉が香り高い塩そば(1070円)だ。店主の田中さんの気さくなトークも心地よく、鮮やかな手際で焼き上げられた料理の数々は絶品だ。お好み焼きの生地を混ぜる時に、中に空気を入れて、外はカリッと中をフワッと焼き上げられた生地には、ソースやマヨネーズに負けないほど力強い野菜のおいしさも主張する。要予約だが、飲み放題90分の付いたコース(5000円~)をチョイスするのもおすすめだ。

 

施設名 お好み焼き でん
住所 大阪府大阪市西成区鶴見橋1-5-18
電話番号 050-5494-6067
営業時間 16:00~23:00
定休日 不定休
Webサイト https://c319402.gorp.jp/

 

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めっちゃ串カツどっぷりツアーで訪れる王将倶楽部

OMO7大阪では、「めっちゃ串カツどっぷりツアー」と題して、毎日17時から約2時間のアクティビティを催行している。ガイド料1000円で、大阪を代表するB級グルメのひとつである串カツを、近隣のおすすめ店舗で楽しめるのだ。常連さんがいるような間違いのない店でも、気負いなく入ることができる。

OMO7の旗をもって王将倶楽部の前に立つ男性

 

食べ方のルールをレクチャーし、店主とのおしゃべりをサポートしてくれるのが、OMOレンジャーのまっちゃん。通常は2軒のご案内で、今回訪れたのは、70年の歴史を誇る将棋クラブを改装した「王将倶楽部」だ。

串カツやビールなどが並ぶテーブル

 

趣のある店内でいただけるのは、サクッと軽い食感に揚げられたタネの数々。OMOレンジャーセットと題して、アルコールが1杯付いた串カツのセットが1000~2000円の3種類から選べる。今回は2000円のセット。サーモン親子串、特上牛串カツ、天使のエビに加え、土手焼きとデザートが付いてくる。セットの土手焼きは定番で、こちらはとろっとしていて白味噌でさっぱりとした味付け。滋賀県名産の赤こんにゃくがめずらしい。

 

施設名 王将倶楽部
住所

大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-9
(新世界 じゃんじゃん横町)

電話番号 06-6556-9464
営業時間

平日16:00~23:00(L.O. 22:30)
土日祝11:30~22:00(L.O. 21:00)

定休日 火曜日、第3水曜日
Webサイト http://ohshoclub.jp/

 

大阪らしい朝食でチャージ。車体もチャージ済みで、いざ出発

クロックおかん

 

翌朝。前日とは趣向を変えて、メインプレートを5種類から選べるモーニングセットで1日をスタートする。クロックムッシュに厚焼き玉子、ソースやマヨネーズをのせた「クロックおかん」は、ぜひ試してほしいひと品だ。濃厚に見えるが、なかなかあっさりと優しいお味だ。

EQS 450+なら、当然ノンチャージで帰宅できるが、行き同様6~7時間は見ておかねばならない。夕方に戻るには朝食後のチェックアウトが求められる。

充電するメルセデスEQS

 

OMO7大阪には、出力6kWの普通充電器が2基備わっている。一般的に駐車場奥に位置していることが多いEV充電器だが、OMO7大阪では車寄せに近い一等地にあり、EV乗りにはうれしいポイントだ。充電代は1泊1000円とリーズナブルに利用でき、予約もできるので安心。インジケータの表示は100%。お腹も充電も満タンで出発だ。

 

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お土産でもお腹いっぱいに。食い倒れ旅の最後は、定番大阪グルメで

電車が停まっている駅とその周りの様子

 

帰り道。押さえておかねばならないのは、お土産だ。なにせ食い倒れ旅行、やはり食べ物がいい。京都を越え、琵琶湖を望む大津SAで休憩がてらに買いたいのが、551蓬莱の豚まんである。大阪土産の定番だが、高速道路のSAで唯一購入できるのが、ここ大津SA(上り)なのだ。

車の後部座席に置かれたお土産袋

 

それぞれの家族用にはもちろん、車中で食べる自分たち用も買っておきたい。多少匂いは出るが、ともに食い倒れた仲間同士、今さら何をか言わんや。新幹線や飛行機の機内であれば気を遣うが、クルマの旅ならどうということはない。

 

施設名 551蓬莱 大津SA(上り)店
住所 滋賀県大津市朝日が丘2-8-1大津SA(上り)
電話番号 077-572-5510
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
Webサイト https://www.551horai.co.jp/

 

むしろEQS 450+は車内の空気のコンディションを察して清浄してくれるスグレモノなのだ。食後は内気循環で空気清浄を行い、パフューム機能でほんのりと心地よい香りを漂わせればいい。極上のEV旅に、おいしく新たな醍醐味が加わった。たくさんのグルメに上質なドライブ体験、間違いのないお土産も買った。もはや心残りはなく、帰路のアクセルも軽やかだ。

 

施設名 OMO7大阪 by 星野リゾート
住所 大阪府大阪市浪速区恵美須西3-16-30
電話番号 050-3134-8095(OMO予約センター)
Webサイト https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7osaka/

 

撮影:平安名 栄一

 

今回の旅のお供:メルセデス・ベンツEQS 450+

ホテルの入り口に停車する車両

 

メルセデス・ベンツEQシリーズにおけるフラッグシップセダン。3.2mのホイールベースが実現した広い車内は、ラグジュアリーな質感に彩られ、先進的かつ快適そのもの。700kmの航続距離に加え、容量(SOH)70%を、10年間もしくは25万kmまで保証するのもありがたい。車載バッテリーを家庭用電源に使えるV2Hにも対応。107.8kWhもの大容量を蓄電池に利用できる恩恵はかなり大きい。

 

〈スペック〉
EQS 450+

全長×全幅×全高 5225mm×1925mm×1520mm
ホイールベース 3210mm
車両重量 2530kg
バッテリー容量 107.8kWh
一充電走行距離 700km(WLTCモード)
システム最高出力 333ps(245kW)
システム最大トルク 568Nm
駆動方式 RWD
税込車両価格 1563万円

 

 

※本記事の内容は公開日時点での情報となります

 

この記事の著者
吉々是良
吉々是良

(株)reQue代表取締役。寺院住職との兼業編集ライター。自動車メーカーのタイアップ広告やオウンドメディアで執筆するほか、紀行文やテクノロジー関連、相続分野を得意とする元情報誌編集部員。欧州車を中心に、愛車遍歴約20年で10台を乗り継ぐ。