V2L

ヴィークル・ツー・ロード(Vehicle to Load)の略称で、電気自動車(EV)プラグインハイブリッド車(PHEV)に蓄えられた電気をコンセントを通じて取り出し、家電などに給電を行うことを指します。

 

電気を取り出す装置(外部給電器)そのものをV2Lと呼ぶ場合もあります。 V2Lと似ている仕組みにV2H(ヴィークル・ツー・ホーム)がありますが、両者は「電気を送る方法」と「電気を活用する場所」が違います。大きな災害で停電が起きたとき、V2HはV2H機器(充放電設備)を通じて車から家に電気を供給しますが、V2Lは可搬型の外部給電器を通じて車から家電などに電気を供給し、家ではなく避難所や屋外などで活用します。

 

V2Lを使うには所有するEVやPHEVがV2Lに対応している必要があります。また、チャデモ規格の急速充電口や普通充電口に接続して使用する専用の外部給電器も別途必要です。