リチウムイオン電池

電気自動車(EV)やスマートフォン、ノートパソコンなどのバッテリーに幅広く使われている二次電池(繰り返し充放電が可能な電池)です。

 

鉛バッテリーのように化学変化を利用して充電や放電をするのではなく、正極と負極をリチウムイオンが行き来することで充電や放電が行われます。そのため、素材自体に与える劣化の影響が少ないため、繰り返し充電することに強く、寿命が長いという特徴を持っています。現在はさらにエネルギー密度の高い「全固体電池」の開発競争が世界中で行われています。なお、「リチウムイオン電池の父」と呼ばれる吉野彰氏は、その功績で2019年にノーベル化学賞を受賞しています。

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