Worldwide harmonized Light vehicles Test Cycleの略称で、「市街地」「郊外」「高速道路」などの各走行モードで構成された国際的な試験法である燃費の測定方法です。国内では以前、日本独自の試験方法である「JC08モード」で燃費が測定されていましたが、2014年3月に国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で採択されたことにより、2018年10月以降、国内でも「WLTCモード」が導入されました。
燃費は天候や渋滞などの使用状況、発進・加速、エアコン使用などの運転方法などで異なりますが、1車種につき3つのモードの数値を算出するWLTCモードは、ユーザーが公道で実際に走行する環境に合わせた燃費比較がしやすいというメリットがあります。また、同乗者や荷物なども考慮しているため、それまでの燃費表示より低くなる傾向があります。