WLTP

Worldwide harmonized Light vehicles Test Procedureの略称で、乗用車等の国際調和排出ガス・燃費試験法のことです。2014年3月に国連の自動車基準調和世界フォーラム(WP29)で採択され、日本も2016年10月に導入を発表しました。よく似た言葉に「WLTCモード」がありますが、こちらはWLTPに則り測定される具体的な燃費モードのことです。

 

それまで国や地域ごとに個別に定められていた燃費・排ガスの試験方法を国際基準に移行させた理由は効率性です。国ごとに燃費・排ガス試験がバラバラだと、自動車メーカーはそれぞれの国で試験を行わなければいけません。しかし、国際基準があれば、自動車メーカーによる燃費改善技術の開発が進み、その結果として大気環境の改善が期待され、ユーザーにとっても環境性能に優れた車をより安価に購入できるメリットがあります。