回生ブレーキ

通常のブレーキは「摩擦ブレーキ」といい、タイヤが回転する「運動エネルギー」を摩擦による「熱エネルギー」に変換して減速する仕組みになっています。

 

このとき、熱エネルギーは大気に放出される(捨てる)だけで再利用はされず、無駄になっていると言えます。そこで、開発されたのが「回生ブレーキ」という技術です。減速時にタイヤの回転力を利用してモーターを回すことで発電させ、運動エネルギーを電気として再利用できるようにしたのです。そのときのモーターの回転抵抗を利用してブレーキがかかります。電気自動車(EV)などではエネルギー効率を向上させる重要な機構となっています。

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