太陽光発電に求めたのは「家族の安心」と「いつも通りの暮らしかた」

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〈連載「新電化生活、はじめました」第8回〉今回は自宅の新築を機に太陽光発電と蓄電池を導入した、加藤さんご夫妻のお宅に伺いました。以前の住居でも導入していたというオール電化に、太陽光発電と蓄電池、おひさまエコキュートをプラスした理由は、どこにあったのでしょうか?

 

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インタビューに答えてくれたのは、加藤和彦さん&亜希子さんご夫妻

加藤さん夫婦

 

今回お話を伺ったのは、埼玉県にお住まいの加藤和彦(かとうかずひこ)さんと亜希子(あきこ)さん。しっかり者の奥様をやさしく支える旦那様という印象の、仲睦まじげなご夫婦です。

 

お住まい 埼玉県
家族構成 ご夫婦+お子さん3人
導入方法 新築時にエネカリプラスを利用して導入
導入した設備 ・太陽光発電(9.324kW)
・蓄電池(4.2kWh)
・おひさまエコキュート
導入時期 2023年11月

※太陽光発電・蓄電池は東京電力エナジーパートナーのサービス「エネカリプラス」を利用。「おひさまエコキュート」は別途購入。設備容量は導入当時のサービスラインナップ。お選びいただける設備容量が現在と異なる場合があります。

 

オール電化をより賢く利用するために導入を決意

奥さん

 

加藤さんご夫妻は、お住まいを新築するにあたり、担当者のアドバイスを受け、太陽光発電と蓄電池、おひさまエコキュートの導入を決めたのだといいます。

亜希子さん「以前に住んでいた家でオール電化を導入していて、エコキュートも使っていました。それがとても便利だったので、新居もオール電化にすることは決めていたんです。当時、オール電化を選んだ理由は、やはり光熱費です。プロパンガスを使う家だったので、特に冬のガス代が高かったんですよね。

だから、今回の新居を建てるにあたり担当の方に相談したところ、それなら太陽光発電も一緒に導入したほうがいいというアドバイスをもらったんです。エネカリプラス※1を利用すれば、初期費用もかからないし、光熱費を含めたトータルのコストもおトクだというので、導入することにしました」

加藤さん夫婦

 

和彦さん「元々、新居は南向きにすると決めていたんですが、だったら太陽光発電を導入するのに最適だと勧められたのが直接のきっかけですね。光熱費の節約も魅力的でしたが、私が太陽光発電に興味を持ったのは、災害時でも普段とほとんど変わらない生活ができるという点でした。一緒に蓄電池を導入したのも、太陽光発電が発電しない時間帯でも蓄電池に貯えた電気が使えると教えてもらったから。また、おひさまエコキュートのタンクの水は、いざというときの生活用水にもなると聞きました。新居を建てるなら、どんなときでも家族が安心して暮らせる家にしたかったんです」

 

※1「エネカリプラス」は東京電力エナジーパートナーのPPAサービス。初期費用ゼロ円※2で太陽光発電等の電化機器を設置し、月額定額の料金で利用できる。なお、10〜15年の契約期間が過ぎると、対象の機器を譲り受けることができる。
※2 別途足場代等の費用がかかる場合がある。

 

パネルの容量や蓄電池の導入は、プロの的確なアドバイスにお任せ 

お家

 

南向きの広い屋根を活かし、通常住宅用として採用されている最大容量の10kW近くまでソーラーパネルを設置した加藤さんのお宅。大容量のソーラーパネルを導入した理由は、どこにあったのでしょうか。

和彦さん「正直なところ、担当の方のアドバイスに従っただけなんです(笑)。我が家の家族構成や、ひとりひとりのライフスタイルを詳しく話して、さらに災害にも強い家にしたいという希望を伝えたところ、ソーラーパネルの大きさから蓄電池の導入まで、しっかりと提案していただきました。担当の方と、友達のように親しい関係を結べているので、安心してお任せしたという感じですね」

蓄電池

 

亜希子さん「我が家の場合、子どもも大きいし夫婦そろって昼間は働きに出ているので、昼間はほとんど電気を使わないライフスタイルなんです。だから昼間の発電分を蓄電地に貯めておいて、夜に使うことをお勧めされました。導入してから間もないので、電気代がどれだけ節約できているか、今から楽しみです」

 

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導入以前と電気の使い方はまったく変わらない暮らし

加藤さん夫婦

 

太陽光発電と蓄電池、そして太陽が出ている昼間に稼働させる給湯機「おひさまエコキュート」を導入した加藤さんのお宅。以前に比べ、ライフスタイルはどのように変化したのでしょうか?

亜希子さん「導入したばかりということもあるんでしょうが、太陽光発電を導入したからといって、電気の使い方が変わったということは、特にないと思います。私の場合、前の家もオール電化でしたから、家事の仕方も変わっていませんし。強いて言えば、夫が一日に何度も発電量を確認するようになったことくらいですかね(笑)」

操作中

 

和彦さん「『今日は、これだけ発電しているんだな』って確認するのが楽しいというか、安心感があるんですよね。確かに、電気の使い方については、以前とまったく変わっていません。テレビや照明を、つい点けっぱなしにしてしまって怒られるところも含めて(笑)。子どもたちも、太陽光発電にしたからといって、特に変化は感じていないようです。導入前とまったく変わらない暮らし方ができているのは、大容量のソーラーパネルで得られた電気を蓄電池に貯めておくことで、夜も不安なく電気が使えるからだと思います」

亜希子さん「おひさまエコキュートにしたことで、お湯の使い方が変わるのかなと思いましたが、それもまったくありませんでした。昼間のうちにお湯をつくっておいてくれるので、家族5人で、お風呂もシャワーも不便なく使えていますよ」

 

家族のライフスタイルを明確に伝えることが導入成功の秘訣 

加藤さん

 

加藤さんご夫妻のお話を伺うと、太陽光発電を導入しても、蓄電池と組み合わせることで、それまでとまったく変わらない暮らしをされていることがよくわかります。最後に、太陽光発電と蓄電池の導入を検討されている方へ向けて、アドバイスをいただきました。

和彦さん「ここまでに話したとおり、私たちは知識がほとんどない状態で太陽光発電と蓄電池、おひさまエコキュートを導入したんです。それでも、今のところ満足できる結果を得られているのは、設計や施工の際に自分たち家族の希望をしっかりと伝えられたからだと思っています。家族構成はもちろん、それぞれの暮らし方のようなプライベートな部分まで、担当の方にかなり細かく話をしました。

そういう話をするのって、面倒だったり恥ずかしかったりもするんですが、家族が快適に暮らす住まいを建てるためには必要なことではないでしょうか。幸運なことに我が家の場合は、信頼がおける担当の方に出逢うことができましたが、それでも我が家の事情や希望を言葉にして伝えなければ、よい提案をいただくことはできなかったはずです」

亜希子さん「エネカリプラスや料金プランだって、わからないことがたくさんありますからね。自分で調べるよりも、我が家のケースのように、まずは相談してみたほうが楽かもしれませんよ」

 

太陽光発電・蓄電池の導入を手軽にする「エネカリプラス」

加藤さんが利用されている「エネカリプラス」は、太陽光発電や蓄電池の導入を手軽にしてくれる東京電力エナジーパートナーのサービスです。

初期費用はゼロ円(※3)で、毎月、定額の利用料を支払うだけで、太陽光発電などの機器を導入でき、メンテナンス費用も含まれています。また、契約期間が満了すると、機器を自分のものにすることができるのです。

さらに、太陽光発電と「おひさまエコキュート」を設置していれば加入できる専用電気料金プラン「くらし上手」も魅力的なポイントのひとつ。太陽光発電のコストメリットを最大限享受できる、東京電力エナジーパートナーならではのサービスです。

▼「エネカリプラス」について詳しく知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。

新電化バナー※3 別途足場代等の費用がかかる場合があります

 

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この記事の著者
EV DAYS編集部
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