電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の充電は、大きく分けて「基礎充電」「経路充電」「目的地充電」の3つに分類されます。このうち所有者の自宅や勤務先など、長時間車を保管している場所で行う充電のことを「基礎充電」といいます。近年のEVはバッテリー容量が大型化して航続距離が伸びていますので、車の用途が買い物や子どもの送り迎えなどの近距離走行だけに限定される場合、基本的には基礎充電だけでもEVの運用が十分可能です。
基礎充電には単相交流100Vまたは200Vの普通充電器が必要ですが、100Vでは電圧が低く充電時間が長くなるため、一般的には200Vを設置します。200Ⅴ普通充電器には出力3kWのコンセントタイプと出力3kWまたは6kWのスタンドタイプがあり、主流の200Vコンセントを設置する場合の費用は製品と施工費用を合わせて10万円前後が目安です。