経路充電

電気自動車(EV)プラグインハイブリッド車(PHEV)の充電は、大きく分けて「基礎充電」「経路充電」「目的地充電」の3つに分類されます。このうち目的地に向かう移動途中に行う充電を「経路充電」といいます。

 

経路充電は中距離や長距離の移動途中に必要な分を短時間かつ継ぎ足し的に行う充電のため、高速道路のサービスエリアや道の駅、自動車ディーラーなどに設置されている高出力の急速充電器で行うのが一般的です。

 

注意する必要があるのは、国内の急速充電器のほとんどが原則的に「1回30分まで」と決められていることです。30分経過すると満充電になっていなくても急速充電器が停止するよう設定されています。国内に設置されているチャデモ規格の急速充電器は20〜50kW程度の出力が一般的ですから、単純計算すると、出力が30kWの急速充電器なら30分で15kWh、出力が50kWの場合は25kWhの電力量を経路充電で補うことができます。なお、急速充電器を利用するなら事前に登録した充電カード(認証カード)があると便利です。