快適極まるEV2台持ち。ゲーム感覚で楽しく蓄電する、木田さんのリアルライフ

木田さん一家

憧れの2台持ちカーライフ。しかも両方電気自動車(EV)を採用しているという静岡県在住の木田さんは、さらに太陽光発電とV2Hを活用することで、いまやオール電化のご自宅は「ほとんど光熱費がかからない」のだとか! おトクで賢く、さらに楽しそうなEVライフの内実を、ご自宅で伺いました。

【Profile】木田幸治さん(57歳)

 

家族構成 4人家族(二世帯住宅:夫婦、息子、母)
お住まい 静岡県
住居環境 駐車場付き戸建住宅
車種 日産リーフ(24kWh/中古)、日産リーフ(62kWh/新車)
導入設備 V2H、太陽光発電

 

EV LIFE Check 1:導入のポイント

蓄電のためのベストな選択肢が、EVでした

木田さん夫婦

 

V2H導入システムの相談窓口

 

ーーEV購入前から太陽光発電を導入されていたそうですが、どのような理由からですか?

28年前にこの家を購入して、都市ガスと電気を併用していましたが、世帯全体で光熱費が月6万円ほどかかっていたんです。購入から15年目くらいに、これはどうにかしなきゃとエコキュートを導入して、オール電化に。すると、電気代が3万円弱まで減ったんですね。

そのうちに、昼間の電気も安くできるならと、太陽光発電を導入しました。そのころは購入のための補助金が80万円くらい出ましたし、固定価格買取制度(FIT)で売電価格も高いですから、太陽光発電はありがたかったですね。冬場はちょっと光熱費が掛かりますが、春から夏にかけてはホントにおトクなんですよ。

太陽光発電の数値

太陽光発電の発電量をモニタリングできる機器。取材班が伺った日は抜けるような快晴で、発電状況は極めて快調だった。


ーーEVはどんな経緯で購入したのですか?

私たちの場合、2021年8月にFITが終了することがきっかけです。はじめは固定型の蓄電池を検討したのですが、バッテリー性能を比較した結果、EVの方が圧倒的に優れていたんですね。固定型の場合は200万円以上もするのに5、6時間しか持たない。そこで、蓄電を最大の目的としてEVを購入しました。

▼「EVのメリット」に関してもっと知りたい方は以下の記事をご覧ください。 

evdays.tepco.co.jp 

EV LIFE Check 2:導入コスト

初期費用は390万円。一度購入すればランニングコストは低額に

2台の日産リーフ


ーー日産のリーフを選んだのはなぜでしょうか?

近くの正規ディーラーで試乗車を一晩借りたところ、静かだし加速もスゴいし、すぐに気に入ってしまいました。それで購入して、車のバッテリーを自宅でも利用できるようにV2H機器も取り付けたんです。

ーー現行のリーフに加え、前世代のリーフ(24kWh)も購入されましたね?

結局、車で出かけているときには蓄電できないんですよ。そこで女房の軽自動車も中古のリーフに買い換えたんです。

新車の方は見積りが560万円くらいだったのですが、下取りや補助金などがあり、実質390万円でした。車検も含んだ5年間のメンテナンスパックに入ったため、一度買ってからのランニングコストもあまりかかっていません。女房の中古は80万円くらいですが、軽自動車の下取りもあって実質は50万円程度。V2H機器はニチコン製のプレミアムモデルで110万円ほどでしたね。

木田さんとV2H


ーー導入して気づいたことはありますか?

自分の車が排ガスも出ないし静かだから、周りのクルマの匂いと音が気になるようになりました。ガソリン車のマフラーからドレーンの排水が出るんですが、そういうのも気になるようになりましたね。あと快適なのは暖房ですね。ガソリン車だと多少は暖気が必要ですけど、家のエアコンと一緒ですぐ温まりますから。

 

EV LIFE Check3:蓄電とEVのある生活

月700km走行でも1000円。昼間は使って、夜間は充電

木田さん夫婦


ーーどのくらいの頻度でクルマに乗っていますか?

片道14kmほどの通勤と買い出しのほか、土日は隣の市までテニスに行ってたりもするんです。それでも、月2回くらいの充電で済みますね。女房と私で月700km乗ったとしても、月1000円くらいしか電気代はかかっていません。オイル交換はないですし、ガソリンスタンドにも行かずに済んでいて、すごく快適ですね。

テニスに出かける木田さん


ーー奥様は、どのようにお使いですか?

妻:買い物と、月に2〜3回、少し離れた場所にあるオープンガーデンのバラ園に手伝いに行きます。でも、山道の下りだと発電してくれるので、バッテリーはぜんぜん減りません。登り道が多くなる帰りは5%くらい減っちゃいますけど。

奥様


ーーご自宅での充電は、どんな工夫をされていますか?

バッテリーの寿命に気遣ってなるべく残量が少なくなってから充電したいんですが、30%くらいまで減ると気になるんですよ。そこで昼間は自宅用の蓄電池として運用して、電気料金が割安な夜間に充電しています。今はスマホで管理できるし、ホントに簡単ですよ。もとがケチなので、電気代もガス代も払いたくないんですよね(笑)。

スマホ画面

ニチコン製のプレミアムモデルのV2H機器では、接続状況を遠隔管理ができるため、木田さんは有効活用されているそう。


ーーV2Hを導入して、便利さを感じた局面はありましたか?

妻:最近停電したんですけど、そのときには便利でしたね。そのとき、車のバッテリー残量は22%くらい。V2Hを起動して、車のバッテリーを自宅の電気として3時間くらい使いましたが、2%ほどしか減りませんでしたね。もしものためにはすごく安心感があります。夏場にエアコンが使えないのはとくにキツいですし、そのための備えが車でできるのは魅力ですよね。停電したときは周り一帯が街灯も含めて真っ暗ななか、わが家だけに煌々と灯りが点いていたので、近所の人が見に来ていましたよ(笑)

▼「EVの自宅充電」に関してもっと知りたい方は以下の記事をご覧ください。

evdays.tepco.co.jp

 

EV LIFE Check 4:検討者へのアドバイス

絶大な安心感と圧倒的なおトク感。ガソリン代の負担に改めて気がついた

木田さん


ーーなんだか充実したEVライフですね。さまざまな機器を導入されて視野が広がりましたか?

太陽エネルギーは環境にやさしい再生可能エネルギーなので、化石燃料の削減に少しでも繋がればと感じるようになりましたね。

ーーEVやV2Hを検討する人へのアドバイスをお願いします。

買うときのコストは多少かかりますが、貯金だと思ってもらえるといいと思います。一度導入してしまえば、ホントに月々光熱費が掛からなくなりますから。電気代もうまく行けば限りなくゼロに近づけられますし、几帳面にできる若い人にこそ取り入れてもらいたいですね。

また非常時の安心感は何にも代えがたい価値がありますし、再生可能エネルギーの普及にも貢献できます。私は常々思うんですが、たとえば遠出するときって、出発するときにも、帰ってきた後にもガソリンを入れるじゃないですか。それだけで1万円くらい出費になっちゃいますよね。でもEVなら自宅でプラグを挿しておけば安価に充電できるし、SA(サービスエリア)にもトイレの近いポジションに急速充電器があるし、燃料代も結局1500円くらいしかかかりません。旅行時の出費が抑えられるのも魅力ですよね。やっぱり、ガソリン代もそれなりにかかりますから。

木田さん夫婦


光熱費や燃料代は家計を圧迫するお荷物……という印象が強いかもしれませんが、EVやV2Hを導入することで、まるでゲームに近く楽しい感覚で家計がやりくりできるというのは意外な発見かもしれません。 そしてEVの乗り味は、ガソリン車とはまた違ったフィーリングがあるようです。EVを中心に添えた日常に、木田さんと同じような感想を抱いているオーナーは少なくないことでしょう。はたしてどんな生活が待っているのか。導入することで、家計と車に対する視野が広がるかもしれません。

 

この記事の著者
EV DAYS編集部
EV DAYS編集部