FIT/卒FIT

「FIT」は、フィード・イン・タリフ(Feed-in Tariff)の略称で、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を指します。太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定の期間、固定された価格で買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用の一部を利用者から賦課金として集め、現状ではまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えています。


対象となるのは太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの5つで、一般家庭で導入しやすい認定容量10kW未満の太陽光発電の場合、買取期間は10年間と定められており、この期間が終了することを「卒FIT」といいます。卒FIT後は、一般的に買取価格が大幅に低くなりますので、余った電気を売るよりも、自宅で自家消費するほうがおトクになります。