2度のマイホームづくり。2軒目には蓄電池を設置した理由

ソーラーユーザー 稲野辺さん

〈連載「新電化生活、はじめました」第4回〉「マイホームを建て直すなら今度はこうしたい…」という話は多いもの。そんななか、ひょんな事情からマイホームを2度つくる機会を得たご家庭があります。稲野辺(いなのべ)さんのご一家は、1軒目のマイホームでの学びを2軒目のマイホームづくりに活かされました。大きな違いは、太陽光発電に加えて蓄電池を設置したことです。なぜ蓄電池をプラスしたのでしょうか?

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インタビューに答えてくれたのは稲野辺 優さん(43歳)・和美さん(43歳)

今回お話を聞いたのは、神奈川県にお住まいの稲野辺 優(まさる)さんと和美(かずみ)さん。新築1年目、木目が美しいご自宅のリビングでお迎えいただきました。

稲野辺さんご家族

 

お住まい 神奈川県
家族構成 ご夫婦+お子さん2人
導入方法 新築時に導入
導入設備 ・太陽光発電(8.25kW)
・蓄電池(11.5kWh)
・エコキュート
導入時期 2021年12月

 

築40年・リノベ住宅を泣く泣く手放し、現在の家を建設

優さん

 

マイホームを2度つくられたという稲野辺さん。2軒とも太陽光発電を導入されたそうですが、そもそもなぜマイホームを建て直したのでしょうか?

優さん「もともとは別の場所で築40年の家を購入して、フルリノベーションしたんですよ。広めの家にしたかったので『新築だとちょっと厳しいね』ということになったのが理由です。結構気に入っていて…本当はずっとそこに住みたいと思っていたんですけどね(苦笑)。今年小学校1年生になった娘の進学の関係で住む場所を変えようかということになり、思い切って今の家を建てることにしたんです」

和美さんとお子様

 

お気に入りの家を泣く泣く手放したんですね…。とはいえ、2度目のマイホームづくりなら、アレコレとやりたいことがあったんじゃないですか?

和美さん「そうですね。こだわりたかったのは、生活導線と電気設備です。前の家はリノベーションだったので間取りにはある程度制約がありました。家事と子育てがしやすい環境にしたくて、とくにキッチンにはこだわりました。

また、前の家でも災害対策として太陽光発電は導入していたんですが、蓄電池はぜひ導入したいと思っていました。じつは蓄電池はあったほうがいいなと実感したことがあったんです」

1軒目の暮らしで気づいた「太陽光発電だけでは足りないポイント」

娘さん

 

「蓄電池を導入したい」と実感したこととは何ですか?

優さん「2人目の子どもが生まれ、妻が入院しているタイミングで停電があったんです。そのときは幸い、娘は寝入っていたんですが、私は慌ててしまって…。真っ暗な中で懐中電灯を探しても見つからず、大変でしたね」

娘さん

 

奥様のいないとき、真っ暗闇の中でお子さまと2人…不安な想いをされましたね。

和美さん「そのときは特に問題は起きなかったのですが、その話を聞いて、太陽光発電だけだと対策として不十分だと痛感しました。

太陽光発電だけだと昼間には発電してくれますが、電気を貯める機能がないので、夜間の停電には対応できないんです。その点、蓄電池があると太陽光発電で発電した電気を貯めておくことで、その弱点を補ってくれます。大人だけだったら気をつけて生活すればいいだけですが、子どもがいる今の環境では災害時の備えは万全にしたいですからね」

蓄電池を導入してから、再び停電を経験。「自分の家だけ日常のままだった」

お家

 

災害時の不安を感じたからこそ、蓄電池を導入されたというわけですね。今の家でも停電を経験されましたか?

和美さん「はい。つい先日の夜間に大規模停電がありました。私は子どもと一緒にいたのですが、一瞬家の照明が消えたものの、すぐに点いたので、『何だろう?』としか思っていなかったんです。でも、なかなか主人が帰って来なかったので連絡したら、停電だって言うんですよ。外に出たら一面真っ暗でした」

優さん「私は会社から帰る途中でしたが、停電で電車が動かなくて、結局タクシーで帰ったんです。ウチだけ明かりが煌々と灯っていて、ここだけは日常のままでしたね」

蓄電池

 

 まさしく、災害への備えを行うメリットを実感する経験でしたね。ちなみに、蓄電池の容量は何kWhですか?

和美さん「11.5kWhです。前の家で太陽光発電を使った経験から、電気を貯めるならこれくらいあるほうがいいなと思いまして。太陽光発電のソーラーパネルも前の家は5.4kWだったんですが、今の家では8.25kWに増やしています」

蓄電池とソーラーパネル容量の見直しで、効率的な電気の使い方も実現

稲野辺さんご家族

 

ソーラーパネルの容量を増やしたのはなぜでしょうか?

和美さん「前の家で太陽光発電を導入したとき、それまでよりも光熱費がかなり減ったんです。ガスと電気の併用からオール電化にしたことも一因ですが、それがうれしくて。たくさん発電して蓄電池で電気を貯めることができれば、効率よく電気を使うことができて、もっと光熱費の節約ができると思いました」

災害対策以外の部分でも、1軒目の学びが役に立っているんですね。

和美さん「そうですね。あと、東京電力さんにお話するのはちょっと憚られるのですが、電力会社から電気を買う量は少なくなりました(笑)。最近は電気代が高くなり、逆に売電価格は下がってきていますから、発電した電気を自分の家でできるだけ消費するようにしています。

オール電化用の電気料金プランでは、基本的に昼間が高く夜間が安い構造になっていることが多いので、前の家では洗濯機や食洗機のような電気を多く使う家電をタイマーで夜に使っていたんですよね。

でも今は、昼夜にかかわらず、太陽光で発電した電気や蓄電池に貯めた電気を効率よく使えるので、大分電気を買う量は減っていますね」

太陽光発電を導入するなら蓄電池も一緒がおすすめ!

稲野辺さんご家族

 

最後に、太陽光発電や蓄電池の導入を検討している方に向けて、稲野辺さんご夫婦からアドバイスをいただきました。

和美さん「太陽光発電と蓄電池は、安心感を与えてくれますし、家計にもメリットのある設備です。災害対策になり、オール電化と併せれば光熱費も下げられます。あとは、初期投資のバランスをうまく考えることがポイントでしょうか。やはりある程度高額な機器なので、設置を断念してしまう方は多いのかもしれません。ただ、私も利用した初期費用を必要としない月額制のサービスもあるので、検討してみるといいと思います」

優さん「これから家を建てようと思っている方にとっては、太陽光発電や蓄電池だけでなく、『オール電化住宅っていう選択肢がありますよ』っていうことを、ハウスメーカーさんが教えてくれるかどうかがすごく重要だと思います。そもそも固定概念でガスと電気を併用するものだと思っている人が圧倒的に多い気がします。ハウスメーカーさんに、どのような選択肢があるのか、聞くところから始めてみてはどうでしょうか?」

 

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この記事の著者
EV DAYS編集部
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