電気自動車(EV)の燃費を表す数値で、正しくは「交流電力量消費率」といいます。EVが1km走るのに必要な電力の容量(Wh)を表しており、単位の表記は「Wh/km」です。
ガソリン車の燃費は燃料1Lあたりの走行距離を「km/L」で表します。この数字が大きければ大きいほど、走るために使う燃料が少ない「燃費がいい車」となります。一方、一般的に電費は「1km走るのにどれだけの電力量が必要か(Wh/km)」を「交流電力量消費率」として表示します。ガソリン車とは逆に、数字が小さいほど少ない電力量で走れる「電費がいい車」となります。
電費の測定はガソリン車と同様に国際基準(WLTP)に基づく測定法(WLTCモード法)が採用されています。なお、燃料電池自動車(FCEV)の場合は水素1kgで走行できる距離「km/kg」で表します。