夏休み家族旅行をEVで。レクサスRZで“学び”の那須へ


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夏休みの家族旅行。ちょっと趣向を変えて、楽しい学びを添えた“旅育”はいかがでしょうか。EVで赴く那須には、大人にも子どもにも、さまざまな気付きが待っているはずです。家族を安心して預けられるレクサスRZとともに、緑溢れる避暑地で、自然に触れて楽しく学ぶ旅にご案内します。

 

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旅行という非日常のひとときは、子どもであろうが大人であろうが、多いに感性を刺激される。かけがえのない体験を通じて学びを得る「旅育(たびいく)」という考え方を、最近耳にするようになった。

普段ガソリン車での移動が主であれば、電気自動車(EV)での旅自体が気付きに満ちている。静かで快適、排気ガスが出ない点において環境負荷が少ない。子どもに語って聞かせるトピックに溢れているのだから。

 

レクサスRZは、子どもにやさしく大人も楽しめる一台

 

バッテリー残量80%

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今回目指すのは那須だ。充電残量は80%とじゅうぶん残っている。埼玉のわが家から那須へは2時間前後のドライブだ。妻と4歳の長女、1歳の次女を乗せて合計4人の旅路に、レクサスRZは快適な室内空間を約束してくれる。

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522Lの荷室は必要十分で、スーツケースにボストンバッグ、折りたたみ式のストローラーにおむつ1パックは優に収まる。お土産をたっぷり買って帰るだけの余白も残る。

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リアシートにはチャイルドシートをセット。国際標準規格のISOFIXはもちろん標準で左右に付いている。対応するチャイルドシートのフックを金具に接続するだけでガッチリと固定される。

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静粛性に優れた室内だが、少し踏み込めば余裕の加速で魅せてくれる。東北自動車道の制限速度120km/h区間では、EVらしく余裕に溢れたパワフルな走りが楽しめる。ドライブ好きのお父さんにとっても、退屈ではない旅路だ。BEV専用設計のレクサスRZのフロア下には、バッテリーが敷き詰められている。2tを超える車重をほとんど感じさせない走行性能に加え、低重心が直進安定性に寄与していることがわかる。

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クリーンで開放的な車内にはパノラマルーフが備わり、スイッチひとつでクリアガラスと曇りガラスの切り替えができる。これには子どもも大喜びだ。

 

行列のできるベーカリー・ペニーレインで、EVならではのテイクアウトランチ

 

走行距離222km/バッテリー残量43%


昼前に到着して直面するのが、食事の問題。小さな子連れ旅で悩ましい点だ。騒ぎ出して大人は食事にならないケースは、家族旅の“あるある”といえる。しかし那須はグルメエリアとしても名高く、おいしいテイクアウトの選択肢が豊富にある。車内で食べるというのはアリな選択肢だ。

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休日平日問わず、多くの人で賑わうペニーレインを訪れた。レストランの評判がいい名店だが、ベーカリーがまた素晴らしい。大ぶりのパンがたくさん並び、いずれもこだわりレシピの焼きたて。これを買い込んで、車内で楽しむという趣向だ。

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レクサスRZには、コンセントがリアシートとラゲッジルームに用意されている。AC100V/1500Wまで対応しており、携帯用の湯沸かしポットで湯を沸かし、その場でコーヒーを淹れる。1歳の次女には人肌程度に温めたミルクを用意してあげよう。人目を気にせずに、優雅なブランチが楽しめるのは、子連れの家族旅行には望外のひとときとなった。

 

施設名 ベーカリー ペニーレイン
住所 栃木県那須郡那須町湯本656-2
電話番号 0287-76-1960
営業時間 8:00~17:00
定休日 無休
子連れ向け設備 おむつ替え可能なトイレ
Webサイト https://pennylane.company/bakery/bakery-nasu

 

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持続可能なまち・GOOD NEWSで、子どもを遊ばせながらお土産購入

 

走行距離229km/バッテリー残量42%


続いて訪れたのは、那須の注目スポット「GOOD NEWS」。「持続可能なまち」をテーマに掲げた施設で、広大な自然の中で、ユニークなお店や工房が立ち並ぶ。いくつかのエリアに分かれているが、子どもと訪れるなら「NEIGHBORS」エリアはオススメのひとつ。

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個性溢れるショップの前には森が広がり、アスレチックゾーンがある。柔らかいウッドチップが敷き詰められており、歩き出したばかりの次女が転んでも安心だ。

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お土産も、持続可能性に配慮したものばかり。中央上から時計回りに、余剰の無脂肪乳を使った人気のゴーフレット生地のお菓子「バターのいとこ」(各1998円/販売店舗:バターのいとこ)、生産者との関係も大事に作られたコーヒーの「ドリップバッグアソートBOX」(1620円/販売店舗:ONIBUS COFFEE)、倒木したもので作られたアロマウッド「パロサント」(2200円/小皿800円/販売店舗:Norfolk Gallery by Dear,Folks&Flowers)、バターのいとこの切れ端で作られた「いとこのラスク」(756円/販売店舗:バターのいとこ)。※「バターのいとこ」「いとこのラスク」はNEIGHBORSから徒歩3分の隣接施設GOOD NEWS DAIRYで購入可能

 

施設名 GOOD NEWS
住所 栃木県那須郡那須町高久乙24-1
営業時間 9:00~17:00
定休日 第2木曜日
子連れ向け設備 おむつ替え可能なトイレ/アスレチック
Webサイト https://gooooodnews.com

 

子どもと家族、EVにもやさしい、森に囲まれたリゾナーレ那須

 

走行距離236km/バッテリー残量40%

図版10

 

アグリツーリズモを標榜したリゾートホテル・星野リゾート リゾナーレ那須が、この旅の目的地だ。広大な敷地は森の中にあって、渓流のせせらぎが耳に心地いい。石造りの瀟洒なフロント棟に車を寄せて、家族と荷物を降ろしたら、車は敷地内にあるEV充電設備へ。

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庭園に囲まれた一角にあり、ほぼ専用駐車場のようなあつらえ。200Vの普通充電器で、ホテル予約後にWebサイトから事前に予約が可能なのはEV乗りにとってうれしいポイントだ。充電器の出力も6kWと高く、料金も一泊1000円と大容量バッテリーを搭載するレクサスRZにはかなりリーズナブル。出発するころには満充電になっていることだろう。

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キッズフレンドリーなロビーでは、すでにスタッフさんがお絵かきセットを貸し出してくれていた。手早く宿帳に記入を済ませる。

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リゾナーレ那須の居室はすべて独立したヴィラタイプだ。家族で泊まるなら、2階建てのメゾネットタイプは子どもからの評価が高いはず。広々とした吹き抜けで、2階にはベッドが3台並ぶ。グリーンをキーカラーにしたポップなトーンは、気分を明るくしてくれる。大きく切り出された窓から、濃密な新緑の森が広がる。

 

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子連れでも心配なし。配慮の行き届いたディナー&カクテルタイム

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ディナーを複数から選べるのは星野リゾートならではだが、子ども連れということでフロント棟に隣接したレストラン「SHAKI SHAKI」でのビュッフェスタイルをセレクト。厳選された食材は野菜たっぷりで彩り豊かだ。

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オーダービュッフェで届けてくれるローストビーフは、メインとしての風格が漂う。日替わりで豚肉のポルケッタも楽しめるというから、連泊も飽きずに楽しめるという趣向だ。ロースト野菜も名物だという。ポットで熱したチーズソースはブルーチーズのコクがよく効いていて、絡めていただくと最高だ。爽やかなシャルドネや、苦みの効いたよなよなエールをグラスで頼めるのでオーダーしたい。

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ちなみにもう一つのレストラン、メインダイニング「OTTO SETTE NASU」を利用する場合は、事前予約で託児サービスを利用でき、夫婦水入らずのディナータイムも楽しめるのだとか。子連れ旅への配慮が行き届いている。

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夕食後、子どもたちが寝静まったら、大人の時間を楽しむのもいい。夜更かしワインセットのある宿泊プランなら、ワインとおつまみが付いてくる。ワインはキャンティクラシコ・カサルヴェントの2015年。フルーティで芳純なイタリアのミディアムボディだ。リゾナーレ那須に就任したばかりの新しい支配人は、系列レストランに配属経験があり、ワインの心得があるのだそう。セレクトが旅のちょっとした楽しみだ。

 

朝食のみならず、散策とアクティビティ付き。イベントたっぷりのモーニング

図版18

 

翌朝、朝食会場までは少し遠回りして森の散策をするといい。朝露に濡れた葉っぱに木漏れ日が差し、爽やかな寝覚めにぴったりのシチュエーション。鳥のさえずりが聞こえ、ときおり野生動物も顔を出す。聞けば、長女が昨日サルを見かけたという。何気ないひとときに学びがちりばめられている。

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施設は実に広大で、目的地を決めずに歩くと発見がある。森を抜けると農場に躍り出た。

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農場にあるグリーンハウスでは、サシェやバスソルト作りが楽しめる。好きなハーブをブレンドし、すり鉢に入れてすりつぶしたら、ティーバッグに入れて口を閉じる。子どもも工作感覚でお土産が作れるという趣向だ。

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ここでは農業体験も可能だ。夏の暑い時期には早朝に実施しているそうで、無農薬の野菜の収穫体験もできる。長靴に履き替えた長女が引き抜いたのが、瑞々しいタマネギ。フレッシュなお土産がラゲッジルームに加わった。

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朝食もビュッフェスタイル。色とりどりの野菜や濃厚なミルクを使った、ディナーとはまた趣の違う極彩色のビュッフェボード。フレッシュミルクは近隣の牧場のもの。濃厚ながらあっさりと飲めてしまう。

 

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旅の空白は作らせない。アスレチックに手作りピザ

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アクティビティやカフェスペースがある施設「POKO POKO」は、子連れ旅にはぴったりの場所。ボールプールやアスレチックがあるほか、焚き火や石窯を使ったさまざまなアクティビティプログラムを提供している。

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長女はマシュマロを焼き、次女はボールプールで大はしゃぎ。いつの間にか時間が経ってしまう。

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子どもの遊びに付き合っているとランチタイムに突入してしまうケースもまた“あるある”だが、ここでは食事もアクティビティ。ピザ作り(2000円)は親子で楽しみたい。ピザ生地を丸くのばして、好みの具材を載せる。ズッキーニ、コーン、モッツァレラチーズ、サルシッチャにトマトソース。子どもにとってはお絵かき感覚。石窯の中で焼くこと3~5分。「いただきまーす!」。モチモチでサクサクの生地に、瑞々しい野菜とチーズが絶妙だ。

 

EVでのマイカーサファリ。静かな車内では動物の息づかいが聞こえてきそう

 

バッテリー残量100%


盛りだくさんの一泊。後ろ髪を引かれる思いでチェックアウトして満充電のレクサスRZに乗り込んだ。朝、満充電で気持ちよく出発できるのはEVユーザーにとって至高の悦びといえる。さて、学びをもうひとつ。那須には子どもと一緒に楽しめるスポットが豊富にあるが、動物と触れ合う体験はいかがだろうか。那須サファリパークなら、パーク内をマイカーで巡ることができる。

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那須サファリパークは、全国各地のサファリパークの中でも動物との距離が近いことで知られているとか。エンジン音の響かないEVの静かな車内でオーディオをオフにすれば、動物たちの息づかいが聞こえてくるよう。「あ、ライオンだ!」と、子どもたちは怖がることなく喜んでくれた。

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草食動物には餌やり体験ができる。1000円のエサの中身は、ビスケットや干し草のペレットが入っていて、ウィンドウを開ければ動物たちが寄ってくる。最初はおっかなびっくりで手を差し出していたが、だんだんと慣れてきた様子。動物の生活圏に足を踏み入れる経験は、豊かな学びに繋がったことだろう。

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マイカーの汚れや傷が心配なら、園内駐車場に駐めてバスやパーク用レンタカーで巡ることもできる。ちなみに園内駐車場にはEV充電設備がある。サファリのひとときを充電に充てることも可能だ。

 

施設名 那須サファリパーク
住所 栃木県那須郡那須町高久乙3523
電話番号 0287-78-0838
営業時間 平日9:30~17:00、土日祝日9:00~17:00、ナイトサファリ18:30~21:30
休園日 木曜日(季節で変動あり)。詳しくはWebサイトをご確認下さい
入園料 大人3,200円、3歳~小学生1,900円
子連れ向け設備 おむつ替えスペース
Webサイト https://www.nasusafari.com

 

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あらかじめエアコンを効かせて、子どもたちもスヤスヤ。EVの旅の終わりに

夏の暑い時期に長時間、車を駐めるとき、車内がサウナのようになってしまうが、常時ネット接続のレクサスRZなら、レクサスアプリをスマホにダウンロードすることで充電管理などさまざまなことができる。事前にエアコンをオンにしておけば、出発するときに空調の効いた車内が待っている。

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土と戯れ、命の営みを間近に見て、環境の持続可能性について初めて触れた2日間は、予想以上に充実した内容になった。帰路のハンドルを握るさなかにふと後部座席をルームミラーで覗くと、小さな寝姿がふたつ。

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EVの静粛性が、子どもたちの快適なお昼寝に寄与していることはいうまでもない。そこに加えて、心地よい学び疲れに包まれていることだろう。旅育の続きを夢の中で楽しんでいることを、親としては切に願いたい。

 

施設名 リゾナーレ那須
住所 栃木県那須郡那須町高久 乙 道下2301
電話番号 050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)
子連れ向け設備 おむつ替えスペース、授乳室、アスレチック、子ども添い寝可(6歳まで定員数と同数まで可)
Webサイト https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/risonarenasu/

 

撮影:平安名栄一

 

今回の旅のお供:レクサスRZ450e“version L”

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レクサス初のBEV専用モデルとして誕生した、クロスオーバーSUV。フロントマスクにグリルがなく、すっきりとしたデザインは、レクサスが新たに採用する「スピンドルボディ」というコンセプト。美しく洗練された造形だ。走りもなかなかで、新4WDシステム「DIRECT4」を採用。前後の駆動力を100:0から0:100まで調整することで、路面状況を問わない安定したドライブをアシストしてくれる。しなやかなボディと走りを持つ、新時代を切り開く一台といえる。

 

〈スペック表〉

全長×全幅×全高 4805mm×1895mm×1635mm
車両重量 2100kg
バッテリー総電力量 71.4kWh
一充電走行距離 494km(WLTCモード)
フロントモーター最高出力 150kW(204PS)
フロントモーター最大トルク 266Nm
リヤモーター最高出力 80kW(109PS)
リヤモーター最大トルク 169Nm
駆動方式 4WD
税込車両価格 880万円

 

※本記事の内容は公開日時点での情報となります

 

この記事の著者
吉々是良
吉々是良

(株)reQue代表取締役。寺院住職との兼業編集ライター。自動車メーカーのタイアップ広告やオウンドメディアで執筆するほか、紀行文やテクノロジー関連、相続分野を得意とする元情報誌編集部員。欧州車を中心に、愛車遍歴約20年で10台を乗り継ぐ。