エコキュートは停電時に使える? 故障や災害時の対処法を解説!

エコキュート 停電

エコキュートとは、空気の熱を利用して電気でお湯を沸かす高効率給湯機です。毎月の電気代を節約しておトクに使えることはもちろん、地球環境にもやさしい点が魅力だと言えます。

ですが、やはり1番気になるのは「エコキュートは停電時に使えるのか」「災害のときにはどう対処したらよいのか?」ということではないでしょうか。毎年のように自然災害が発生する近年、災害時の対処法を知っておくことは大切です。今回は、非常時にエコキュートのお湯を使う方法や停電時の対処法などについて、わかりやすく説明します。

 

 

新電化

 

エコキュートは停電時に使える?

エコキュート 停電

画像:iStock.com/Kalulu

 

エコキュートは空気の熱でお湯を沸かして貯めておく貯湯式です。つまり、停電時でもタンクの中にはお湯が貯まっている可能性があるということ。使い方によってはこれが大きなメリットになる場合があります。というのも、停電時でもほとんどのエコキュートでは、給水が停止していない場合はお湯が利用できるのです。

ただし、電気が通っていないため普段通りとはいきません。停電時にはなにができてなにができないのか、あらかじめ押さえておくと万が一の際にも慌てなくてよいでしょう。

給水が停止せずタンクにお湯が入っていれば使える!
ただし注意が必要

停電しても給水が停止していなければタンクの中のお湯を使うことができます。タンクの中のお湯の状態は停電したタイミングなどで違うため、冷めてしまっている水の状態の可能性もありえます。停電しているときは、リモコンも制御機能も停止しているため、温度調節機能や浴槽への湯はりなどを行うことはできません。
また、お湯のみの蛇口をひねるとタンクの中にある熱いお湯がそのまま出てくる可能性がありますので注意が必要です。加えて、蛇口で水とお湯を混合して吐水する混合栓でも熱いお湯が出てくる可能性があるので注意するようにしましょう。

さらに、貯湯タンクの断熱性は向上していますが、停電するとお湯を沸かせないためタンクの中の湯温は低下していきます。タンク内のお湯が冷めてしまうと、復旧するまでの間は、お湯の蛇口からも水しか出ないようになります。

断水していたら、シャワーや蛇口からお湯がでないことも

停電だけでなく断水をしてしまった場合には、シャワーや蛇口からお湯を使うことができません。お湯を使う場合は、エコキュートのタンク下部の「非常用取水栓」から取り出すことができます。この時も、お湯の温度調節ができないため、熱湯に注意する必要があります。

パナソニック エコキュートの非常用水の取り出し方

パナソニック エコキュートの例

 

停電や断水から復旧したときは、故障などを防ぐため、取扱説明書に記載の手順に沿って操作し使用を再開してください。

機種によっては、水しか使えないものがある

貯湯タンクからお湯を給湯しない熱交換式の水道直圧給湯タイプなど、メーカーや機種によっては、停電時に給水が停止していなくてもお湯が使えないものもあります。こうした機種も、非常時に生活用水を取り出すことはできます。メーカーが同じでも型式によって停電時に利用できるかどうか異なるため、メーカーホームページや取扱説明書などを確認しておくことをおすすめします。

エコキュートの停電後の復旧方法は?

停電から復旧し、エコキュートを再び使うときには取扱説明書に沿ってリモコンの時刻設定や再設定などを行ってください。貯湯タンクのお湯の量や停電時間にもよりますが、お湯が足りない場合は沸き増し運転を行うようにしましょう。

 

 

太陽光発電と蓄電池があれば災害時もエコキュートが使える!

エコキュート

画像:iStock.com/metamorworks

 

万が一、災害などで停電してしまっても、太陽光発電と蓄電池があれば引き続き停電前と同様に電気を使える場合もあります。もちろん、エコキュートだけでなく、家にある多くの電化製品を使える場合も大いにあるのです。

 

 

具体的に解説しましょう。太陽光発電と蓄電池が設置されている住宅では、停電などの非常時に、電力会社からの電力系統(以下、商用系統)を切り離し、その住宅のみの電気をまかなう「自立運転」が可能です。

自立運転には、家の全体をまかなう場合と特定の部分の電気をまかなう場合があります。蓄電池の容量や太陽光発電の発電状況によりますが、家全体の電気をまかなうことができれば、エコキュートを停電前と同様に稼働できる可能性があります。ただし、断水しているとエコキュートを使うことはできません。

自立運転の際には、太陽光発電の売電ができないため、昼間に余剰電力が発生する場合はそれを有効活用しエコキュートを昼間に沸き増しするのがコツ。夜間に蓄電池に貯めた電気の使用量を減らすことができます。

2022年2月1日に発売された「おひさまエコキュート」は、太陽光発電で作った電気で昼間にお湯を沸かすことができます。そのため、日常的な自家消費率をアップさせるだけでなく、災害時の自立運転の際や余剰電力の有効活用のときに沸き増し設定を都度行う必要がなく便利です。

当然のことですが、太陽光発電と蓄電池があれば必ずエコキュートが停電前と同様に使用できるわけではありません。蓄電池の容量には限りがありますし、太陽光発電は、夜間や天候によっては発電しなかったり、発電量が少なかったりする日もあります。エコキュートよりエアコンなど、ほかの電化製品を優先して使用しなければならない場合もあるでしょう。太陽光発電と蓄電池があれば必ずエコキュートが使えるとは言い切れませんが、使える可能性は格段に高まり、安心感に繋がると言えます。

 

太陽光発電を利用するおひさまエコキュート

通常、夜に沸き上げるエコキュートに対して、太陽光発電システムが稼働する昼間の電気を使って沸き上げる「おひさまエコキュート」という商品が発売されています。
さらに、東京電力グループが提供している「エネカリ/エネカリプラス」では、太陽光発電システムをはじめ、蓄電池やおひさまエコキュートなどを初期費用ゼロ※で導入することができるサービスです。しかもメンテナンスや保証もついているので維持コストを含めて将来の家計を計画的に設計することができます。
エネカリ/エネカリプラス」について詳しく知りたい方は以下のサイト「TEPCOの新電化生活」をご覧ください。

 

新電化サイト

 

※「エネカリプラス」は別途足場代等の費用がかかる場合があります。

 

日々の暮らしにも非常時にも活躍するエコキュート

停電していても、エコキュートの機種によってはお湯や水が使えることがわかりました。たっぷりのお湯や水を蓄えることができるエコキュートを備えておくと、非常時でも安心です。備えあれば憂いなし。普段の暮らしにも災害時にも役立つエコキュートを上手に活用して、万が一に備えましょう。

 

この記事の著者
EV DAYS編集部
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