【図解】おひさまエコキュートとは?特徴やメリットとデメリットを解説

おひさまエコキュートのイメージ

太陽光発電のある家庭に向けた再エネ型の高効率給湯機「おひさまエコキュート」は、昼間の暖かい空気の熱を使ってお湯を沸かすため、通常のエコキュートより効率がよく、エネルギーをより有効に活用することができます。「おひさまエコキュート」と通常のエコキュートとの違い、導入のメリットやデメリット、メーカー5社の製品の価格相場などについて詳しく解説します。

 

※この記事は2024年2月16日に公開した内容をアップデートしています。

 

 

エコキュート

 

【図解】おひさまエコキュートとは?

「おひさまエコキュート」は、太陽光発電の電気を活用して昼間にお湯を沸かす再エネ型の高効率給湯機です。通常のエコキュートと具体的にどのように違うのか、以下で詳しく説明します。

 

おひさまエコキュートと通常のエコキュートの違い

〈図〉ヒートポンプの仕組み

ヒートポンプの仕組み

 

そもそも、エコキュートとは、空気の熱を使って効率よくお湯を沸かすヒートポンプ式の高効率給湯機です。空気に含まれる熱をくみ上げるヒートポンプ技術と電気の力を組み合わせてお湯を沸かすので、電気のみでお湯を沸かす電気温水器に比べて「エネルギー消費量が少ない」という特徴があります。

〈図〉通常のエコキュートとおひさまエコキュートの使い方

使い方

 

通常のエコキュートもおひさまエコキュートも、ヒートポンプで効率よくお湯を沸かす点、お湯を貯湯タンクに貯めておき、必要に応じて給湯する点に違いはありません。ただし、上の図のように両者には「お湯を沸かす時間帯」に大きな違いがあります。

通常のエコキュートは、一般的に夜間の電気代を割安に設定している電気料金プランとセットで利用するため、おもに電気代が安くなる夜間に電気を利用してお湯を沸かします。

これに対して、おひさまエコキュートは、おもに太陽光発電でつくった電気を使って昼間にお湯を沸かします。昼間は空気が暖かいのでヒートポンプの効率がよくなり、放熱ロスも少なく、また太陽光発電の電気を無駄なく自家消費できるため、より省エネ性が高くて効率的なのです。

なお、おひさまエコキュートは比較的新しい製品で、通常のエコキュートのほうが選択肢は豊富です。しかし、時代の流れにより即した製品であるがゆえ、後述するように、大手メーカーから多種多様な製品がラインナップされ始めています。

 

 

おひさまエコキュートを導入すると電気代はどれくらい変わる?

おひさまエコキュートは、いずれも再生可能エネルギーである“無料”の「空気の熱」と「太陽光」からつくられた電気をダブルで利用する再エネ型給湯機です。そのため、空気の熱と電力会社から購入した電気を利用する通常のエコキュートに比べて、より電気代の削減効果が期待できます。参考として、東京電力エナジーパートナーが行った試算結果1)から、どれくらい電気代を削減できるのか紹介します。

〈図〉給湯機別の年間光熱費試算(新築住宅)

 

新築住宅へ導入の場合、通常のエコキュートの給湯料金が4万1900円なのに対し、おひさまエコキュートは1万7800円(自家消費分は0円として試算)と、おひさまエコキュートでは通常のエコキュートと比べて年間2万4100円の給湯料金を削減できる結果となっています。

もちろん、太陽光発電の発電量や自家消費の状況はご家庭によって異なりますが、年間数万円ほどの経済メリットの差が生じる可能性はあるでしょう。

 

【試算条件】
●建物条件:木造住宅 地上2階 4LDK 120.08㎡
●家族人数:4人
●断熱性能:住宅品確法断熱等性能等級 等級5相当(ZEH水準)
●地域区分:6地域(東京)
●電気料金:ガス併用住宅「スタンダードS(60A)」電化住宅「スマートライフL(10kVA)」「くらし上手L(10kVA)」
●都市ガス料金:「東京ガス 一般料金」
●太陽光発電システム:5.22kW(パネル方位:真南から西へ45度)
●給湯機器:ガス併用住宅/潜熱回収型ガス給湯器、電化住宅/エコキュート(効率3.6)、おひさまエコキュート(効率3.6/昼間消費電力量比率80%/中心時刻制御)
●暖冷房機器:エアコン
●調理機器:ガス併用住宅/ガスコンロ、電化住宅/IHクッキングヒーター
●浴室乾燥暖房機:ガス併用住宅/ガス式、電化住宅/電気式


*燃料費調整額や原料費調整額、ご使用状況等によってはおトクにならない場合があります。
*年間料金は100円未満切り捨てとしています。
*電気料金には、再生可能エネルギー発電促進賦課金(2025年5月分から2026年4月分)を含みます。
*電気料金は2024年4月1日実施料金で試算しています。(電気料金には2025年6月分の燃料費調整額を含みます。)
*ガス料金は2025年2月1日実施料金で試算しています。(ガス料金には2024年6月分の原料費調整額を含みます。)
*国の電気・ガス料金支援による値引き分は含まれておりません。
*太陽光発電の買取価格は、2025年度下期単価の24円/kWhで算定しています。導入5年目以降は8.3円/kWhとなります。
*東京電力エナジーパートナーのシミュレーションソフトにて試算しています。
*金額はすべて税込となります。

 

おひさまエコキュートの導入費用はどれくらい?

おひさまエコキュートを導入するには、機器本体の価格に加えて設置工事などの費用が必要です。各メーカーによる機器本体の希望小売価格帯は、タンク容量370Lで約100万〜約130万円となっています(2025年9月時点。実勢価格とは異なります)。

設置工事費の内訳は、基礎工事費・水道工事費・電気工事費などですが、住宅の状況などによって工事内容が変わるため、あらかじめ業者に見積もりを取って確認するのがよいでしょう。

また、おひさまエコキュートは太陽光発電を導入している家庭に最適化した高効率給湯機ですので、太陽光発電をまだ備えていない場合は、その設置費用も当然必要になります。

太陽光発電の設置費用は、ソーラーパネルの容量によって大きく左右されます。経済産業省のデータによると、太陽光発電の設置費用は1kWあたり平均28.6万円(2024年、新築の場合)2)です。住宅用のソーラーパネルの容量は一般的に3~5kWが多いことから、設置費用の相場は2024年の場合、計算上85.8万~143万円となります(※補助金は加味していません)。

ソーラーパネルの容量が大きければ大きいほど発電量も増えますが、その分設置費用も増えることになるので注意しましょう。

なお、導入費用が気になる場合、おひさまエコキュートや太陽光発電を初期費用ゼロ円で導入できるサービスも存在します。東京電力グループのTEPCOホームテックが提供する「エネカリ」もそのサービスのひとつです。詳しくは、以下をご覧ください。

 

おひさまエコキュート・太陽光発電の導入を手軽にする「エネカリ」

「エネカリ」は、太陽光発電などの導入を手軽にしてくれる東京電力グループ・TEPCOホームテックのサービスです。

初期費用はゼロ円で、毎月、定額の利用料を支払うだけで、太陽光発電などの機器を導入でき、メンテナンス費用も含まれています。また、契約期間が満了すると、機器を自分のものにすることができるのです。

▼「エネカリ」について詳しく知りたい方は、以下のサイトをご覧ください。️

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エコキュート

 

おひさまエコキュートのメリット

画像:iStock.com/tomoyamurakami

 

おひさまエコキュートはお財布にも地球環境にもやさしい暮らしを実現できる給湯機ですので、導入すると光熱費の削減など、いろいろなメリットがあります。以下で詳しく説明します。

 

自家消費を増やして光熱費を節約できる

もともとおひさまエコキュートは、太陽光発電でつくった電気の自家消費を促進するために開発された高効率給湯機です。そのため、導入すると自家消費を増やすことができます。

近年はFITの売電単価が年々下がっているため、太陽光発電で発電した電気は売るよりも自宅で使い(お湯を沸かして自家消費する)、電力会社から購入する電気を減らしたほうが光熱費の削減につながっておトクです。

 

断水などの「もしもの災害対策」に役立つ

エコキュートはヒートポンプで沸き上げたお湯を屋外に設置した貯湯タンクに貯めておき、必要なときに給湯する貯湯式の給湯機です。つまり、災害などで断水した場合、タンクに貯まっているお湯や水を生活用水として使うことができるのです。

おひさまエコキュートにはタンク容量が370L(3〜5人向け)と460L(4〜7人向け)の2種類がありますが、いずれも大容量なので、ある程度の期間の生活用水を確保することが可能です。

 

CO2排出量を減らして環境に貢献できる

一般的に昼と夜では気温差があり、昼は暖かく、夜は気温が低下します。昼間にお湯を沸かすおひさまエコキュートは、夜間にお湯を沸かす通常のエコキュートと違って暖かい空気を利用できるため、ヒートポンプの効率が高まります。

東京電力エナジーパートナーの調べでは、おひさまエコキュートを導入した場合、従来型ガス給湯器より給湯の年間CO2排出量を約40%削減でき、通常のエコキュートに比べても年間のCO2排出量を約5%削減することができるといいます1)

そもそも、通常のエコキュートがおもに深夜に沸かしたお湯を翌日夜の入浴時などに使うのに対し、おひさまエコキュートはおもに昼間にお湯を沸かし、その日の入浴時などに使います。沸かしたお湯を使うまでの時間が短いので、貯湯タンクの放熱ロスが少ないというメリットもあります。

〈図〉給湯にかかる年間消費電力量の比較

給湯のん年間電力消費量

 

なお、給湯機メーカーが行った実証結果によると、お湯を沸かす時間帯の違いのほか、昼間と夜間の外気温の差、太陽光発電の自家消費などにより、上の図のように、おひさまエコキュートは通常のエコキュートに比べて年間のエネルギー消費量が約57%も削減できるといいます3)

 

専用のおトクな電気料金プランが利用できる

おひさまエコキュートと太陽光発電を導入すると、専用のおトクな電気料金プランを利用できる場合があります。たとえば、東京電力エナジーパートナーでは、おひさまエコキュートと太陽光発電の利用者専用の電気料金プラン「くらし上手」をラインナップしています。こうしたプランをうまく活用すれば、より電気代の節約効果が期待できるでしょう。

 

おひさまエコキュート専用の電気料金プラン「くらし上手」

東京電力エナジーパートナーの「くらし上手」は、太陽光発電とおひさまエコキュートの両方をご使用のお客さまを対象として、毎日のくらしを太陽光発電でまかないながら、足りない時も安心して電気を使える料金プランです。

「くらし上手」に加入すると、おひさまエコキュートやIHクッキングヒーターなど、お使いの対象電化設備が故障した際に、基本無料で修理を受けられる「住宅設備修理サービス」も利用できます。詳しくはコチラからご確認ください。

 

 

 

おひさまエコキュートのデメリット

画像:iStock.com/takasuu

 

ただし、おひさまエコキュートも“いいことづくし”というわけではありません。たとえば、太陽光発電をセットで導入しなければならないなど、いくつかのデメリットもあります。具体的にどのようなデメリットがあるのか、以下で詳しく解説します。

 

太陽光発電を導入する必要がある

おひさまエコキュートは「空気の熱」と「太陽光発電でつくった電気」でお湯を沸かす再エネ型給湯機ですので、当然ながら太陽光発電をセットで導入しなければなりません。そのため、太陽光発電をまだ設置していない場合、おひさまエコキュート導入の初期コストが高額になりやすいというデメリットがあります。

すでに太陽光発電を導入している住宅の場合には、おひさまエコキュートだけを導入すればよいため、通常のエコキュートと初期費用がそれほど大きくは変わらないでしょう。

 

専用の電気料金プランの利用地域が限られている

前述のように、おひさまエコキュートのメリットのひとつに専用のおトクな電気料金プランを利用できる点があります。しかし、現状こうした電気料金プランが提供されていない地域も多く、たとえば、東京電力エナジーパートナーの「くらし上手」は、関東エリアでおひさまエコキュートと太陽光発電の両方を導入している住宅が対象です。お住まいの地域によってはおトクな電気料金プランを利用できないケースがあるのはデメリットでしょう。

 

天気によって太陽光発電で発電できない日がある

太陽光発電は太陽の光エネルギーをソーラーパネルで電気に変換する仕組みになっています。曇りの日や雨の日は発電量が低下し、季節ごとの日射量や日照時間でも発電量が変わります。

太陽光発電で電気をつくれない場合、おひさまエコキュートも通常のエコキュートと同じように、電力会社から購入した電気を使ってお湯をつくることになります。もちろん、雨の日もいつもどおりお湯を使うことはできますが、お天気次第で太陽光発電による電気を使えない日もあるということも知っておきましょう。

 

 

エコキュート

 

おひさまエコキュートの販売メーカーと最新モデルの価格相場

おひさまエコキュートにはどのような製品があるのでしょうか。2025年9月時点で、おひさまエコキュートを販売するメーカーは5社あり、ラインナップも充実してきました。

いずれのメーカーのおひさまエコキュートも、貯湯タンクの容量が370L(3〜5人向け)と460L(4〜7人向け)の2種類である点、給湯タイプがフルオート(お湯はりから保温、足し湯まですべてお任せの全自動タイプ)である点などは共通しています。

各メーカーがラインナップする一般地仕様の最新モデルの価格相場やスペック、特徴をそれぞれ詳しく紹介しましょう。

なお、価格は2025年9月時点で各メーカーの公式サイトに記載されている本体希望小売価格(実勢価格とは異なります)を記載しています。価格は変動することがあるため、最新の情報は各メーカーのWebサイトなどでチェックしましょう。

 

※以下、メーカーを50音順で表示しています。

 

コロナ

コロナは「高圧力パワフル給湯」を搭載した2種類の製品をラインナップしています。タンク容量370Lの型番「CHP- E37AZ1V」の本体希望小売価格は127万6000円、同じくタンク容量460Lの型番「CHP-E46AZ1V」の本体希望小売価格は138万3800円(いずれも税込)です4)

「高圧力パワフル給湯」を搭載した上記の2モデルは、以前の製品に比べて最高給湯圧力が大幅にアップしているのが特徴です。それによりシャワーの快適性が格段に向上しました。

 

コロナのおひさまエコキュートの商品スペック

型番 CHP- E37AZ1V CHP- E46AZ1V
本体希望小売価格(税込) 127万6000円 138万3800円
タンク容量 370L 460L
最高給湯圧力(減圧弁設定圧力) 260kPa
年間給湯保温効率(JIS) 3.6 3.5
省エネ基準達成率 102% 100%

 

ダイキン

ダイキンは、タンク容量370Lの型番「EQA37YFPV」とタンク容量460Lの型番「EQA46YFPV」の2モデルのおひさまエコキュートをラインナップしており、本体希望小売価格はそれぞれ、129万8000円と141万9000円(いずれも税込)です5)。2025年9月に2025年モデルも発売される予定ですが、価格・スペック等に変更はない予定です。

ダイキンのおひさまエコキュートは、天気予報と連動してお湯を沸かすタイミングを晴れの時間帯に自動でシフトしてくれる「天気予報連動」(※1)が特徴です。また、災害時に備え、停電や断水につながる可能性のある警報・注意報が発令されると自動的に沸き上げを行う「気象警報緊急沸き上げ」(※1)も搭載しています。なお、唯一、耐塩害仕様も用意されています。

 

ダイキンのおひさまエコキュートの商品スペック

型番 EQA37YFPV EQA46YFPV
本体希望小売価格(税込) 129万8000円 141万9000円
タンク容量 370L 460L
最高給湯圧力(減圧弁設定圧力) 330kPa
年間給湯保温効率(JIS) 3.6
省エネ基準達成率 102%

※一般地仕様

 

※1:2022年モデル以前の機種では利用できません。

 

 

長府製作所

長府製作所のおひさまエコキュートは、狭い場所にも設置できるスリムタイプや寒冷地仕様を設定しているなど、ほかのメーカーに比べてラインナップが豊富である点が特徴といえるでしょう。

このうち一般地仕様モデルの場合、タンク容量370Lの型番「EHP-3705AZP-PV(スリム)」と型番「EHP-3705BX-PV」、タンク容量460Lの型番「EHP-4605BX-PV」の計3モデルがラインナップされています。本体希望小売価格は、それぞれ124万8500円、113万3000円、123万2000円(いずれも税込)です6)

 

長府製作所のおひさまエコキュートの商品スペック

型番 EHP-3705AZP-PV(スリム) EHP-3705BX-PV EHP-4605BX-PV
本体希望小売価格(税込) 124万8500円 113万3000円 123万2000円
タンク容量 370L 460L
最高給湯圧力(減圧弁設定圧力) 320kPa 210kPa
年間給湯保温効率(JIS) 3.6 3.5 3.5
省エネ基準達成率 102% 100% 100%

※一般地仕様

 

パナソニック

パナソニックのおひさまエコキュートもラインナップが豊富です。「高圧」タイプの一般地仕様モデルと寒冷地仕様モデルで計4モデル。さらに、一般地仕様の「ウルトラ高圧」タイプとして、タンク容量370Lの型番「HE-YU37LQV」とタンク容量460Lの型番「HE-YU46LQV」の2モデルがあり、本体希望小売価格はそれぞれ116万8200円、126万6100円(いずれも税込)です7)

さらに、2025年11月には奥行き44cmの薄型モデルも発売予定です。薄型モデルは、タンク容量370Lの型番「HE-YWU37LQV」とタンク容量460Lの型番「HE-YWU46LQV 」の2タイプがあり、本体希望小売価格はそれぞれ132万2200円、143万7700円(いずれも税込)8)。貯湯タンクユニットはヒートポンプユニットに比べると場所を取りがちですが、奥行き44cmなら狭い敷地でも設置しやすいため、とくに都内にお住まいの方などにおすすめです。

パナソニックの特徴は、アプリを通じて翌日の日射量データを取得し、発電量の増加が予想される時間帯を中心にお湯を沸かす「日射量シフト」を業界で初めて(※)搭載した点です。また、台風や豪雨、大雪などに備えて警報・注意報などをあらかじめ登録しておくと、警報や注意報が発令されたときに自動でたっぷりのお湯を確保する「エマージェンシー沸き上げ」機能も搭載されています。

 

※2024年8月時点。パナソニック 空質空調社調べ。

 

パナソニックのおひさまエコキュートの商品スペック

型番 HE-YU37LQV HE-YU46LQV HE-YWU37LQV(薄型) HE-YWU46LQV(薄型)
本体希望小売価格(税込) 116万8200円 126万6100円 132万2200円 143万7700円
タンク容量 370L 460L 370L 460L
最高給湯圧力(減圧弁設定圧力) 325kPa 280kPa
年間給湯保温効率(JIS) 3.5 3.0
省エネ基準達成率 100% 100%

※一般地仕様

 

三菱電機

三菱電機のおひさまエコキュートは、タンク容量370Lの型番「SRT-B376U-PV」とタンク容量460Lの型番「SRT-B466U-PV」の2モデルがラインナップされ、本体希望小売価格はそれぞれ119万9000円と132万円(いずれも税込)となっています9)

三菱電機の特徴としては、断水時に貯湯タンク内のお湯や水を生活用水として使うとき、脚部カバーを外さずに、取水窓を開けて非常用取水栓に簡単にアクセスできる「パカッとハンドル」が装備されている点があげられます。

 

三菱電機のおひさまエコキュートの商品スペック

型番 SRT-B376U-PV SRT-B466U-PV
本体希望小売価格(税込) 119万9000円 132万円
タンク容量 370L 460L
最高給湯圧力(減圧弁設定圧力) 290kPa
年間給湯保温効率(JIS) 3.6
省エネ基準達成率 102%

 

 

おひさまエコキュートの「よくある質問」に回答

画像:iStock.com/bonghyunjung

 

おひさまエコキュートを導入しようと考えているなら、導入時に利用できる補助金などについて知りたいことでしょう。そうしたおひさまエコキュートをめぐる疑問にわかりやすく回答します。

 

Q.補助金をもらうことはできる?

おひさまエコキュートを導入する場合、国の「給湯省エネ2025事業」による補助金を利用することができます10)。2025年度はおひさまエコキュート1台あたり12万円もしくは13万円の補助が受けられ、さらに電気温水器からの買い替えの場合は1台あたり4万円が加算されます。

なお、補助金にはさまざまな条件や予算上限がありますから、詳しく知りたい方は資源エネルギー庁「給湯省エネ2025事業」の公式サイトで確認してください。

また、自治体でも補助金制度を用意している場合があります。たとえば、東京都では、おひさまエコキュートは「令和7年度 熱と電気の有効利用促進事業 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大制度」という補助制度の対象になっています11)。要件を満たせば、2025年度は1台あたり14万円の補助を受けることができます。

これから太陽光発電を導入する場合は、その設置費用にも補助金制度を活用することができます。詳しくは以下の記事をご覧ください。

 

 

Q.雨の日はどうやってお湯を沸かせばいい?

繰り返し紹介しているように、おひさまエコキュートは空気の熱と太陽光発電でつくった電気を活用してお湯を沸かします。しかし、だからといって雨の日は「お湯を沸かせなくなる」「お風呂に入れなくなる」のかというと、もちろんそんなことはありません。

雨が降り続いて発電できなかったり発電量が少なかったりする場合は、通常のエコキュートと同じように電力会社から購入した電気などでお湯を沸かすため、普段どおりお湯を使うことができます。また、雨の日だからといって、リモコンや専用アプリを操作したり設定を変えたりする必要もありません。

 

Q.おひさまエコキュートは深夜に電気を使うの?

通常のエコキュートは、おもに深夜帯の電気を使うのが一般的ですが、おひさまエコキュートは太陽光発電でつくった電気をおもに活用するため、夜間の電気を使うケースは少ないでしょう。ただし、通常のエコキュートと同様、お湯が足りなくなった場合には時間帯を問わず沸き増しを行うことはあります。

 

Q.おひさまエコキュートの消費電力量は?

給湯機メーカーが行った実証結果3)によると、一般的な通常のエコキュートの年間消費電力量が1711kWhなのに対して、おひさまエコキュートは1550kWhであり、おひさまエコキュートは、一般的なエコキュートより消費電力量が少ないといえます。

 

 

エコキュート

 

おひさまエコキュートに向いているのはこんな人

お風呂

画像:iStock.com/klenova

 

エコキュートが2000年代初めに発売されてから四半世紀近くが経ちました。2010年代半ばにエコキュートを導入したご家庭の場合も10年程度が経過しています。一般的にエコキュートの耐用年数は10年前後とされていますから12)、太陽光発電を導入しているご家庭はおひさまエコキュートに交換するチャンスといえるでしょう。

また、自宅に太陽光発電の導入を検討している人、そもそもエコキュートを導入していない人などにも、おひさまエコキュートはおすすめです。

太陽光発電でつくった電気でお湯をつくるおひさまエコキュートは省エネ効果が高く、通常のエコキュートより電気代の節約効果が期待できます。さらに、屋外の貯湯タンクに貯められたお湯や水は、災害で断水した場合などに生活用水に活用できます。

経済的でいざというときの備えにもなるおひさまエコキュートを導入し、安全でおトクな暮らしを実現してはいかがでしょうか。

 

 

※本記事の内容は公開日時点での情報となります

 

この記事の著者
EV DAYS編集部
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