太陽光発電のメリット・デメリットを初心者向けにわかりやすく解説!

太陽光発電メリット・デメリット

2025年4月から東京都では設置義務化が予定されるなど、脱炭素社会の実現に向けて「太陽光発電」が注目されています。今後も住宅への太陽光発電の設置は増えていくでしょう。しかし、ユーザーとして不安を抱くのは「デメリットはないのか?」「それを超えるようなメリットはあるのか?」という点ではないでしょうか。そこで、太陽光発電を導入するデメリットとメリットについて解説します。

 

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※この記事は2023年12月6日に公開した内容をアップデートしています。

 

太陽光発電のデメリットとメリットを理解しよう

太陽光発電は、光エネルギーを電気に変換する発電手法です。光以外の燃料を必要としないため、環境にやさしいのはもちろん、電気代の節約効果が高いことも特長です。また、停電時の安心などにもつながるなど、多様なメリットがあります。

ただし、太陽光発電の導入にあたっては、ある種のデメリットと捉えられることも存在します。初期費用はそれなりにかかりますし、メンテナンスも一定程度は必要です。

設置後に後悔することがないよう、まずはデメリットとメリットの両方について理解していきましょう。

 

太陽光発電の仕組みを基本から知りたい人はこちら
▶【図解】太陽光発電の仕組みをわかりやすく解説!発電から売電まで

 

太陽光発電を自宅に設置する4つのデメリット

 

デメリット

 

まずはデメリットから確認していきましょう。クリティカルな問題は多くありませんが、設置後に後悔しないためにも十分に理解した上で検討を進めましょう。

 

設置コストが約86.4万〜144万円かかる

電卓を打つ様子

画像:iStock.com/AtstockProductions

 

新築住宅の太陽光発電の設置費用は、1kWあたり平均28.8万円です1)。一般的に、住宅は3~5kWのソーラーパネルを導入することが多いため、約86.4万〜144万円が設置費用の目安といえるでしょう。

後述する電気代の節約効果などのコストメリットを踏まえると、トータルの経済的なメリットが上回ることが多いのですが、小さな金額ではありませんので、気になる人も少なくないでしょう。

ただし、国や自治体の補助金が活用できるケースが増えているほか、太陽光発電の設置費用は下降傾向にあります。また、太陽光発電の初期費用を抑えられるサービスも存在します。

 

 

初期費用0円で太陽光発電を導入する方法

東京電力グループが提供している「エネカリ/エネカリプラス」は、太陽光発電や蓄電池などを初期費用0円で導入することができるサービスです。しかもメンテナンスや保証もついているので維持コストを含めて将来の家計を計画的に設計することができます。

エネカリ/エネカリプラス」について詳しく知りたい方は以下のサイトをご覧ください。

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※エネカリプラスは別途足場代等の費用がかかる場合があります。

 

太陽光発電の設置費用について詳しくはこちら
▶︎太陽光発電の設置費用の相場は? 機器の価格や売電収入も解説

 

メンテナンスが必要

メンテナンス

画像:iStock.com/prostooleh

太陽光発電は一度設置すれば「発電性能はずっと変わらない」「部品交換や点検もいらない」というものではありません。一定のメンテナンス(定期点検作業・部品交換など)が必要です。この点、面倒くさがりな方はもちろん、コスト面でデメリットだと感じる方もいるでしょう。

ただし、ソーラーパネルには10年以上のメーカー保証がついているほか、一定の発電出力を保証する出力保証も20〜30年ついているケースが多いです。つまり、災害等の外的要因がなければ、20〜25年ほどは正常に機能することが期待できます。なお、ソーラーパネルで発電した直流の電気を家庭内で使う交流に変換するパワーコンディショナーの寿命は、10〜15年ほどといわれています。太陽光発電には必須の装置なので、覚えておきましょう。

ちなみに、メンテナンスは取扱説明書を見ながら設置者自身で実施できることと、有資格者・専門業者に依頼すべきことがあります。設置する際に、メンテナンスも含めたアフターサービスについて設置業者に確認するとよいでしょう。

発電量が天候や季節に左右される

istock画像 太陽光発電デメリット

画像:iStock.com/Julia_Sudnitskaya

 

デメリットと表現すべきか難しいところですが、太陽光発電は化石燃料による発電と比べると発電量が安定せず、天候や季節によって大きく左右されます。

太陽光の光エネルギーを電気に変換して発電するわけですから、日射量や日照時間により発電量は変わります。曇りや雨天だと発電量が低下しますし、夜間は発電できません。また、一般的に冬は日照時間が短いので発電量が下がる傾向にありますし、地域によっても発電量は増減します。

天候や季節などによっては想定どおりの節電効果や売電収入が得られない可能性があるので注意しましょう。

 

 

住宅によっては設置できない

太陽光発電がのった屋根

画像:iStock.com/Eloi_Omella

 

住宅に太陽光発電を導入する場合、ほとんどのケースでは屋根の上に設置することになります。新築住宅に導入するなら、設置を想定して住宅を設計できますが、既設住宅に太陽光発電を設置する場合、築年数や構造、屋根の材質や向きなどによって設置できないケースがあります。

具体的な原因としては、「構造的に荷重に耐えられない」「設置スペースが取れない」という点が挙げられます。また、「日が当たらない場所にしかソーラーパネルを置けない」「そもそも、屋根に日が当たらない」といった理由で、設置メリットが得られないケースもあります。

なお、東京にお住まいの場合、「真南向き」「約30度の傾斜」でソーラーパネルを設置すると、発電量が最大になると期待できます。設置するのに最適な場所や太陽光発電の変換効率について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

 

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太陽光発電を自宅に設置する4つのメリット

 

4つのメリット

 

続いて、メリットについてです。東京都における設置義務化を見てもわかるとおり、環境面でのメリットもありますが、個人が享受できるメリットもとても大きいです。住宅に太陽光発電を導入する場合に得られることを見ていきましょう。

 

自家消費で電気代がおトクになる

太陽光発電メリット

 

まずは、電気代の節約効果についてです。

そもそも、住宅用の太陽光発電は、発電した電気をまずは「自家消費」し、つぎに余った分を電力会社に「売電」し収入を得る仕組みになっています。この2つを上手に組み合わせると、経済的なメリットが大きくなります。

環境省のデータ2)によると、5kWの太陽光発電を導入している住宅が年間で発電する電力量は全国平均で6515kWhです。また、経済産業省のデータ3)によると、そのうち30%(※自家消費率の平均値)が自家消費に回され、1年間に自家消費する電力量は約1955kWhに上ります。

これは、電気代で考えると6万605円相当です(1kWhあたり31円4)の場合)。あくまでも一例ですが、試算上、太陽光発電を導入した平均的な住宅では1年あたり6万605円相当の電気代を節約できることになるのです。

※電力量料金のみの金額です。基本料金・燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金は加味していません。

節電できる電気代(推計)


もちろん、実際の節約額は各家庭によって変わるため、太陽光発電の設置業者に相談するなどしてシミュレーションすることをおすすめします。ちなみに、昨今は電気代が高止まりしているため、太陽光発電の自家消費メリットはさらに大きくなることでしょう。

 

 

 

売電収入を得られる

続いてのメリットは「売電」です。副収入として期待する方も少なくないでしょう。

電気はその性質上、簡単に貯めておくことができません。そのため、太陽光発電だけでは「昼間に太陽光発電で発電した電気を貯めておいて夜に使う」ということはできないのです。

そのため、住宅の太陽光発電でつくられた電気も、自家消費した後で余りが出たときは、その「余剰電力」を電力会社に買い取ってもらうことになります。

前述と同じ条件で考えた場合、自家消費以外の割合が売電率に相当しますから、売電される割合は平均70%です。年間にして約4560kWhを売電できることになります。

住宅用(容量10kW未満)の太陽光発電の場合、売電の単価は1kWhあたり16円(2024年度認定・FIT制度5))ですから、年間の売電収入は7万2960円に上ります。ひと月あたり6000円程度の収入ですから、ちょっとしたお小遣い程度になることがわかります。

 

 

 

停電しても電気が使える

istock画像 太陽光発電メリット 停電

画像:iStock.com/jacoblund

 

災害などで万が一停電した場合、エアコンや冷蔵庫、照明など日々の生活に必要な多くの機器が使えなくなります。もちろんスマートフォンを充電することもできません。その点、太陽光発電を導入しておけば、設備に異常がなく発電している昼間は、停電時にも電気を使うことができますから安心です。

なお、停電時の太陽光発電の利用については、2つの注意点があります。

1つめは「切り替え操作が必要かを確認する」ということです。機種によって、停電時に電源の切り替え操作が必要なモノと自動的に切り替わるモノがあります。すべて自動的に切り替わるわけではないので、あらかじめ確認しておきましょう。

2つめは「停電期間中、電気は使いすぎない」ということです。停電時にも確かに電気は使えますが、太陽光発電だけだと一度に同時に使用できる出力には限界があります。また、一般家庭の平均モデルの電力使用量は1日あたり約8.7kWh6なのに対して、3〜5kWの太陽光発電の1日の発電量の目安は約8.2〜13.7kWhです7)

定置型蓄電池を併用した場合、余剰電力を貯めておき、そのほかの時間帯に使うことはできますが、天候によって発電量は変動します。停電時には節電を意識した方が無難でしょう。

 

 

 

発電時の二酸化炭素の排出がなく環境にやさしい

境にやさしい

画像:iStock.com/marchmeena29

 

太陽光発電は太陽光を電気に変換するシステムですから、発電時に二酸化炭素を排出することがありません。そのすぐれた環境性も太陽光発電の大きなメリットです。

日本のエネルギー源は、その多くが海外から輸入される化石燃料です。電気についても、73.1%が化石燃料を燃やすことで発電する「火力発電」で作られていますが(2020年発電電力量ベース)8)、火力発電は燃焼の過程で二酸化炭素を排出します。

そこで、国や電力会社は、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーの拡大などの取り組みを進めているのです。二酸化炭素を排出しない太陽光発電を自宅に設置して自ら使用する電気をまかない、余った分は蓄電池に貯めたりすれば、よりエコロジーな暮らしにつながります

 

 

 

太陽光発電のデメリットを解消する方法は?

先ほどご紹介したデメリットのうち「住宅によっては設置できない」という問題については、どうしても解決できないケースがあるでしょう。そのため、屋根も含めたリフォームのタイミングがあれば、その際に改めて検討することをおすすめします。

一方で、導入費用や発電量の問題については解消、ないしリスクを緩和する方法があります。ここでは太陽光発電を導入する際の「設置コストの問題」「費用対効果の問題」「技術的な問題」を解消するための方法を紹介しましょう。

 

リース・PPAを利用して初期費用をゼロにする


太陽光発電を導入するには、必ず高額な初期コストを負担しなければならないと思いがちです。しかし、リースやPPA(電力販売契約)という仕組みのサービスを利用して、初期費用をなくすことが可能です。

これらを選択した場合、初期費用は原則必要なく、契約期間中に毎月定額利用料金を支払うことになります。まとまった費用を用意する必要がないので、手持ち資金やローン額の問題で導入を躊躇しているなら、利用メリットは大きいでしょう。また、これらのサービスの場合、メンテナンス費用も含まれているケースが多いため、この点も安心です。

ただし、リースでもPPAでも、基本的には契約は10〜15年ほどと長期間にわたります。また、PPAを選択した場合、利用者は売電収入を得ることができません(その代わりリースよりも毎月の利用料金は安く設定されています)。

太陽光発電のリースやPPAの詳細をご覧になりたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

 

初期費用0円で太陽光発電を導入する方法

東京電力グループが提供している「エネカリ/エネカリプラス」は、太陽光発電や蓄電池などを初期費用0円で導入することができるサービスです。しかもメンテナンスや保証もついているので維持コストを含めて将来の家計を計画的に設計することができます。

エネカリ/エネカリプラス」について詳しく知りたい方は以下のサイトをご覧ください。

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※エネカリプラスは別途足場代等の費用がかかる場合があります。

 

国や自治体の補助金等を利用する

補助金利用

画像:iStock.com/William_Potter

 

国や自治体は、再生可能エネルギーの普及拡大を推進しています。そのため、新築住宅の場合はもちろん、既設住宅への太陽光発電の設置についても、補助金などの支援制度を用意されているケースが多いです。まずは施工業者への相談や自治体への問い合わせ、インターネットでの検索などで確認してみましょう。

また、初期費用が基本無料になる前述のリースやPPAを利用して自宅に太陽光発電を導入した場合も、設置者が恩恵を受けることのできる補助金があります。詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

 

天候による経済的なリスクを把握しておく

街を歩く人たち

画像:iStock.com/OrbonAlija

 

前述のとおり、太陽光発電は天候によって発電量が左右されます。どのくらい左右されるかを、気象庁9)が発表している東京の日照時間を参考に見てみましょう。

2014〜2023年までの10年間を参照すると、年間日照時間の最低は2016年の約1841時間、最高は2023年の約2259時間で、約1.23倍の差があります。

このデータから、そもそも年間の太陽光発電の収支について、20%程度の変動は想定しておくべきということがわかります。太陽光発電で得られるコストメリットを、マネープランに組み込む際は、ある程度の変動があることを念頭に置いておきましょう。

太陽光発電を設置すると、毎日の電気使用量や発電実績・売電実績をモニターやWebサイト等で確認できます。天気予報などを参考に、差し支えのない範囲で電気の使用量をコントロールして電気代を抑えることも検討してみましょう。

 

 

信頼できる太陽光発電設置業者を選ぶ

握手

画像:iStock.com/kazumaseki

 

太陽光発電を導入するうえで、もっとも大切なのは、信頼できる業者選びです。電気工事士などの必要資格やメーカー認定の有無、施工実績、会社のホームページの内容、行政指導の対象になったことはないかといった点についてチェックしてみましょう。

また、すべて業者任せにしないことも大切です。インターネットなどで情報収集をしつつ、設置業者の現地調査結果、作業内容、見積もり、発電シミュレーション、補助金情報などの説明を納得のいくまでしっかり確認し、不明点をなくしましょう。

コスト面やメンテナンスのこと、屋根のことなど、不安なことや本記事で紹介したポイントなどについてしっかり確認を行い、自分の家の場合のメリットとデメリット、将来起こり得る問題などを理解した上で検討してください。

 

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【利用者の声】太陽光発電を導入してみてどうだった?

太陽光発電導入のイメージ

画像:iStock.com/jittawit.21

 

ここまで太陽光発電のメリット・デメリットを紹介してきましたが、実際に導入している利用者は太陽光発電を使ってみてどうだったのでしょうか。リアルな利用者の声を紹介します。

 

昼間の電気代が安くなった(50代)


「昼間は電気代がもっとも高くなるのですが、太陽光発電があれば、この時間帯の電気を電力会社から購入せずに、自家発電で間に合わせることができます」と話すのは、静岡県に住む50代の男性です。太陽光発電は2011年に導入したといいます。

さらに、この男性は日産「リーフ」を所有するEV(電気自動車)ユーザーでもあるため、家で使いきれなかった電気を使ってEVを充電することで、さらに電気代の節約につながるそうです。

 

停電時に電気を使えた(40代・男性)


「太陽光発電と蓄電池を設置してから、大規模な停電を経験しました」と話すのは神奈川県に住む40代の男性です。停電してから復旧するまでの時間は地域によってスピードが違いますが、仮に1日であってもまったく電気が使えないと非常に不便です。

しかし、この男性は「信号も街灯も消えて真っ暗な中、昼間に太陽光発電でつくった電気を蓄電池に貯めておいたおかげで、我が家だけは普段通りの生活を送ることができた」といいます。

 

節電意識がより高まった(30代・男性)


一方、「節電意識が高まった」と話すのは神奈川県に住む30代の男性です。太陽光発電では、発電量や売電量、使用電力量などがモニター画面やスマホアプリで“見える化”されます。どれだけ電気を使っているかリアルタイムにわかるので、この男性は「家族で『掃除機やテレビには何kW使っているのだろう?』と実験した」とか。こうした点も太陽光発電の導入による思わぬ利点といえるでしょう。

 

 

太陽光発電がおすすめではない人とは?

ここまで見てきたように、太陽光発電は多くの方に大きなメリットがあります。しかし、中にはあまり太陽光発電の利益を享受できないケースもあります。あまりおすすめできない人はどんな方なのかを紹介していきましょう。

 

ほとんど家にいない


太陽光発電は自宅での電気の使用量が多い家庭ほど、経済的なメリットが大きくなります。そのため、昼間に家にいない方、あるいは昼間に電気をほとんど使わない方の場合、コストメリットを得られにくいケースがあります。

 

売電で収入増できると思っている


上記の項目とつながりますが、「電気を使わなくても売電で儲かるのでは?」と思っている方も、太陽光発電はあまりおすすめではありません。

5kWの太陽光発電を導入している住宅が年間で発電する電力量は全国平均で6515kWh。これをすべて売電に回したとしましょう。6515kWh×16円(2024年度認定・FIT制度)ですから、年間の売電収入は10万4240円です。初期費用(約144万円)に対して、さほど収入増には至らないことがわかります。

自家消費すると、より経済的なメリットは出るのですが、少なくとも、住宅の太陽光発電による売電は、収入増の手段にはなりにくいと考えましょう。

 

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太陽光発電がおすすめな人とは?

一方、太陽光発電を積極的におすすめしたい人もご紹介しましょう。

 

家の消費電力量が多い


前述のとおり、太陽光発電は電気代節約に非常に効果を発揮します。売電は1kWhあたり16円ですが、電力会社からの購入は1kWhあたり31円程度と大きな差があります。

つまり、消費する電力量を太陽光発電でまかなえばまかなうほど、コストメリットが大きくなっていきます。

家の消費電力量が多い人は、その分コスト削減の余地が大きいということですから、太陽光発電の恩恵を受けやすいと言えるでしょう。

災害や停電への備えに関心がある


前述のとおり、停電対策として、太陽光発電は非常に役立ちます。昼間の電気を使うことができるようになるため、家族の安心につながるでしょう。

また、太陽光発電とセットで蓄電池を設置した場合、昼間に電気を貯めておけば、夜間も電気を使うことができるようになります。

 

クリーンなエネルギーを使いたい


「何か環境によいことをしたい」と考えている方にも太陽光発電はおすすめです。実際に導入された方の中にも、「電気の自給自足をして、気持ちよく生活できるようになった」という方もいます。

 

太陽光発電のメリットを最大限に引き出すには?

太陽光発電と一緒に、蓄電池やヒートポンプ式給湯機などを取り入れることによって、そのメリットをさらに引き出すことができます。以下で2つの設備を詳しく説明します。

 

蓄電池導入で太陽光発電の自家消費を増やす

蓄電池

 

「蓄電池」はその名のとおり、電気を貯めておくための設備です。先ほど「太陽光発電で発電した電気は貯めておけないので余りを売電する」と説明しましたが、蓄電池を併用すれば、売電する分を減らし、その分自家消費を増やすことが可能です。

昼間、太陽光発電で発電した電気のうち、使わなかった分を蓄電池に蓄えておき、発電のできない夜間や雨天時などに利用すれば、電力会社から購入する電気の量を減らすことができるでしょう。昨今電気代が高止まりしていることもあり、売電するよりも自家消費するほうが経済的なメリットが大きくなっています。

また、前述の利用者の声にもあったように、蓄電池に蓄えた電気は災害による停電時に利用することもできますから、太陽光発電とセットで設置することで、より充実した災害対策にもつながります。

蓄電池にはそれ以外にもさまざまなメリットがあります。以下の記事で詳しく解説しています。

 

 

おひさまエコキュートで光熱費を安くする


エコキュートとは、空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ式給湯機のことで、ガス給湯器などに比べ非常に効率が良いのが特徴です。

一般的にエコキュートは夜間の電力を利用する機器だったのですが、近年、太陽光で発電した電気を使って昼間にお湯をつくるエコキュート「おひさまエコキュート」という機器も登場しました。省エネ性をさらに向上させ、自家消費を増やす太陽光発電ととても相性のよい給湯器です。

「おひさまエコキュート」のメリットや仕組みなどについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

 

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まずは信頼できる設置業者への相談から

基本的に、住宅に太陽光発電を設置すると、大きなメリットを得られるケースが多いです。しかし、人によってはデメリットを被ってしまうことがあったり、期待より効果が少ないこともあるでしょう。

自分のライフスタイルや価値観などに合わせて、導入すべきかどうかを選択するようにしましょう。とはいえ、細かい条件は専門家に相談しないとわからないことも少なくありません。検討材料を入手するためにも、まずは信頼できる設置業者に問い合わせることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

初期費用0円で太陽光発電を導入する方法

東京電力グループが提供している「エネカリ/エネカリプラス」は、太陽光発電や蓄電池などを初期費用0円で導入することができるサービスです。しかもメンテナンスや保証もついているので維持コストを含めて将来の家計を計画的に設計することができます。

エネカリ/エネカリプラス」について詳しく知りたい方は以下のサイトをご覧ください。

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※エネカリプラスは別途足場代等の費用がかかる場合があります。

 

この記事の著者
EV DAYS編集部
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