アウトドアに欠かせない。“自分らしさ”があふれる浜田さん家のPHEVライフ

PHEVと浜田さん

「自分らしい車を選んで」と奥さまに背中を押され、アウトドアカメラマンの浜田大士さんが選んだのは、三菱のアウトランダーPHEV。電気とガソリン、2つのエネルギーを使えるPHEVのある生活は、ご夫婦共通の趣味であるキャンプライフも一変させるほど、便利でアクティブなものでした。娘さんも思わず笑顔になってしまう生活について伺いました。

【Profile】浜田大士さん(41歳)

 

家族構成 3人家族(夫婦・2歳10カ月の長女)
お住まい 神奈川県
住居環境 戸建住宅
車種 三菱 アウトランダーPHEV(12kWh)
導入設備 充電コンセント

 

EV LIFE Check 1:PHEV購入のポイント

妻の後押しで、「自分らしい一台」をチョイス 

 

浜田さんと車

 

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ーーアウトランダーPHEVは、どんなきっかけで購入したのですか?

大士さん:もともと自宅は都内だったので車が必要なかったんです。ただ、子どもが生まれるタイミングで妻の実家がある神奈川への引っ越しを決め、何かしら移動手段がほしいということで購入しようと考えました。2018年2月のことなので、今から約3年前ですね。

浜田さん

ーーそれまで車がなくて、不便はありませんでしたか?

大士さん:大がかりな撮影のときくらいですかね。友人が勤めているレンタカー屋の車を利用していました。購入を決めたときには、パパ友にいろいろアドバイスをもらい、子どものことを考え、便利なスライドドアのワゴン車にでもしようかなと考えていました。でも、「そんな考え方で車選びをしないで、自分らしさと仕事から選んでほしい」と妻にいわれたんですよ。それで考え方を180度変え、アウトランダーPHEVに惹かれたんですね。

浜田さんの奥さん

香菜子さん:私はキャンプコーディネーターという仕事をしていることもあり、フォードのエスケープやジープ・チェロキーなど、大きいアメ車に乗っていたんです。車って家族の一員だと思うので、惚れ込めないことにはもったいないなって思っちゃうんですよね。でも、アウトランダーは、すごく彼らしい選択だと思いました。エコ一辺倒だけじゃないし、遊び心もちゃんとあるんですよね。

浜田さんご夫婦

ーー車にご理解がある奥さまなんて、うらやましいです。

大士さん:一番惹かれたのは、いつでも電源が取れるというPHEVのメリットでした。中古で購入したのですが、2013年式(12kWh)で200万円くらいでしたね。補助金は使えませんでしたが、当時の現行型よりもフェイスリフト(マイナーチェンジ)前の方がよかったと思ったんです。そこは奥さんとも意見が合いました。

 

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EV LIFE Check 2:PHEVの使い勝手と魅力

キャンプライフの充実と、災害時の安心感

浜田さんご家族

ーーアウトランダーPHEVはどんな場面で活躍していますか?

大士さん:プライベートでも仕事でもフル稼働してくれています。車内にコンセントがあるので、冬場のキャンプでは電気カーペットや、テント内でファンヒーターの電源として活躍しています。それに娘(陽花〈ひなた〉ちゃん)が生後2カ月の頃からキャンプしていたのですが、ミルクのために電気ポットが使えるのは本当に助かりましたね。娘はまだ小さいので、加熱機器は電気式が安心ですし。また私はドローンも仕事で使うのですが、すぐ充電できるのは本当に心強いですね。

キャンプの様子

今よりも小さい陽花ちゃん。一緒に行くとき、電源があると楽チンだ。

香菜子さん:仕事のキャンプイベントでは保温ジャーにも使っていますし、とても助かっているのは移動中のDVDプレイヤーの電源としてですね。子どもにはなかなか車での長時間移動ってつらいものだと思うんですけど、これがあるととっても楽だし、子どもも楽しいですよね。

大士さん:キャンプでコーヒー屋さんを出店していた隣の人に貸してあげたこともありました。「充電していいですか?」とキャンプ場でもよく言われますね。

車内コンセントでコーヒー

車内のコンセントは、後部座席とラゲッジの2箇所。電気ポットのほか、電動コーヒーミルの電源として、キャンプを格上げするアイテムとしても利用できる。

ーーアウトランダーPHEVは出力が1500Wと高いので、便利ですよね。災害時でも役立ちそうです。

大士さん:災害については、常に意識しています。ガソリンを満タンにしておくだけで、いざというときに数日分の電気がまかなえますから。近所に友人が多いのですが、何かあったときに助けになればいいなと思っています。災害時にはスマホの充電ができるだけでも違いますからね。

EV LIFE Check 3:充電事情と維持コスト

電気代は“微増”程度で、給油は月1回

車に乗った浜田さん

ーー月々の維持コストはどうでしょう?

大士さん:自宅充電と外充電はどちらも行えるようにしていますが、充電コストは月々1000円くらいですね(外充電には「三菱自動車 電動車両サポート」の充電カードを利用)。買い物に行く程度なら、充電だけで十分。給油は月に1回くらいなので、コスト的にはだいぶ助かっていますね。

浜田さんご夫婦

香菜子さん:最初はどれだけ家の電気代が上がるんだろう?と不安だったんですが、月にせいぜい数百円くらいしか上がっていなくて、ビックリしました。また近所のららぽーとは無料充電ができるので、よく使っています。

ーー充電の頻度はどれくらいですか?

大士さん家充電はほぼ毎日ですね。帰ってきたらすぐ充電するクセがついています。遠出の際は、高速のSA(サービスエリア)で食事中の急速充電を挟んで現地に行くイメージです。アプリで充電スポットを調べるようになり、一度充電スポットだけを利用して静岡まで行く……みたいなことも意地でやってみました。ちょっと時間がかかりましたけどね(笑)

車内

ーーお仕事で使われると、走行距離は伸びるんじゃないですか?

大士さん:購入時は走行距離が5万kmくらいでしたけど、いまは11万kmくらいですね。確かバッテリー容量が70%以下になったら無償で修理や交換してくれるんですよね。うちの場合は中古車なので少し手続きが必要なんですが、バッテリーは長持ちしているので別にいいかなと思っています。去年計ったときにはバッテリー容量が83%でしたので、そこまで劣化していない印象です。少なくとも、購入時から使い勝手はほぼ変わっていませんよ。

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EV LIFE Check 4:PHEV導入による気付き

ただの交通手段ではない、“頼もしさ”がある

浜田さんとお子さん

ーー導入して、気づいたことはありますか?

大士さん:普通の車では持てなかった意識が芽生えました。災害時でもキャンプのときでも、どこでも“電気が使える頼れる存在”という感覚はあります。家族を守れるので、ただの交通手段ではないですね。

香菜子さん:防災の意識が変わりましたね。購入後も各地で災害が起こっているなかで、PHEVやEVが活躍していると聞きますし、もしものときに人助けができますからね。

ご夫婦

ーー今後もし乗り換える場合、またPHEVにしますか?

大士さん:もちろんPHEVにしますね。アウトランダーの次期モデルには期待しています。でも、ひとまわり大きなミニバンのデリカD:5がPHEVになったらすごくいいですよね。

香菜子さん:もっとサイズが大きいといいですよね。一台だけだと、いろいろなシチュエーションに対応できた方がいいじゃないですか。これでもうひとり子どもが増えたら手狭だと思うんです。セカンドカーも視野に入れなきゃいけないかなと思いますね。

 

 

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EV LIFE Check 5:検討者へのアドバイス

自宅での充電環境もセットで考えてほしい

ご夫婦

ーーこれからPHEVを導入する人へ、アドバイスがあれば教えてください。

大士さん:最初の1年くらいは、自宅で充電ができなかったので、急速充電で賄っていました。でも、それは充電という行為が目新しくて、楽しかったからできたことですね。一度自宅での充電に慣れてしまうと、やっぱりこっちの方が便利なんです。PHEVやEVを買うなら、家で充電できることが重要。コストの面でもトクした気分になれます。

香菜子さん:ガソリンスタンドに行くのも手間じゃないですか。燃費の悪い車なんて頻繁に行かなきゃいけないですから(苦笑)。車を自宅で充電するのが日常になると、ストレスのない生活です。これから検討される方には、その手軽さをぜひ知ってほしいですね。

大士さん:ただ、買うならある程度仕組みを知っておいた方がいいと思います。じつは、キャンプ場でバッテリーが上がってしまった経験があるんです。駆動用バッテリーですべてを賄っていると思ったら、違うんですね。エンジンオフでイグニッションをオンにしていたところ、エンジンがかからなくなってしまいました(笑) これから購入する方はぜひ注意してください。

浜田さんと車

車はライフスタイルを映すもの。機能性のみならず、相性も大切

“自分らしい一台”を求めて辿り着いたアウトランダーPHEVのある浜田さんの生活は、アクティブで楽しそうです。その先進性からとかく機能や性能に目が行きがちなEVやPHEVですが、車はツールであると同時に、理想のライフスタイルを実現する相棒でもあるということに気づかせてくれました。

たとえ新車であろうと中古であろうと、車の購入は安い買い物ではないケースがほとんど。幸い、EVもPHEVも、各メーカーからラインナップが続々と誕生しています。後悔しないためにも、浜田さんにならって家族が心から愛せる一台を見つけてみるのはいかがでしょうか。

 

 

この記事の著者
EV DAYS編集部
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