【電気自動車のスポーツカー】厳選8車種の性能・特徴・価格を紹介!

電気自動車のスポーツカー

高性能で魅力的なデザインをもつスポーツカーは、多くのドライバーにとって憧れの車のひとつでしょう。EV(電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)にも欧州の高級車ブランドなどからスポーツカーがラインナップされています。モータージャーナリストの岡本幸一郎さん監修のもと、そのなかからEV DAYS編集部が8車種を厳選し、性能や特徴、価格について紹介します。

 

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電気自動車のスポーツカーはエンジン車とどう違う?

電気自動車のスポーツカーのイメージ

画像:iStock.com/Jenar

 

高性能で高価格のスポーツカーは非常に趣味性の高い車です。一般的な乗用車のように利便性や経済性ではなく、パフォーマンスや楽しさが重視される傾向にあります。では、スポーツカーが電動化されると「走り」や「楽しさ」はどうなるのでしょうか。まず走りの面からEVPHEVとエンジン車のスポーツカーの違いを解説します。

 

エンジン車にはない電動スポーツカーのメリット


車好きの方のなかには、EV・PHEVのスポーツカーやスーパースポーツカー(スーパーカー)に対して「つまらなそう」というイメージをもっている人もいるかもしれません。たしかに、EV・PHEVの特徴のひとつには走行時の静粛性があるため、スポーツカーが電動化されると、スポーツカーならではの「官能的なエンジンサウンド」が失われることになります。

スポーツカーらしい官能性を求めるユーザーが「静かなスポーツカーなんてつまらない」と考えるのもわからなくはありません。

しかし、走りに関してはEV・PHEVとスポーツカーの相性は非常によく、電動化は多くのメリットをもたらします。たとえば、EV・PHEVは重いバッテリーを車体中心の床下に敷き詰めるように搭載しますが、それによってスポーツカーの重心はより低くなり、前後重量配分も50:50の均等に近づけることが容易にできます。これまでエンジン車が苦労してきた最適な重量バランスをEVなら実現しやすいのです。

また、モーターは駆動させたい車輪の近くに搭載することができるので、エンジンのみで駆動する場合よりも駆動方式の自由度がずっと高いという大きなメリットがあります。そのため、なんらかの形でモーターを駆使して4輪を駆動し、ドライバビリティの向上を図ったEV・PHEVのスポーツカーが増えています。

 

 

テスラの第1号モデルがスポーツカーだった理由


さらに、EV・PHEVのスポーツカーには「アクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発揮する」というモーターの強みがあり、2023年6月に日本初公開されたランボルギーニ初のPHEVモデル「レヴエルト」の0-100km/h加速はわずか2.5秒です1)。しかも、EV・PHEVのスポーツカーは単に加速が速いだけでなく、モーターにはエンジントルク変動がないのでエンジン車のような不安定さもありません(そこがエンジン車の「味」でもあるわけですが…)。

加えてEV・PHEVのスポーツカーには「街なかで乗りやすい」「住宅街でも近所迷惑にならない」といったメリットもあります。

スーパーカーの多くはDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を搭載しますが、DCTは動力の伝達ロスが少ない一方、発進と停止を繰り返す状況ではギクシャクしがちで、ドライバーは非常に気を使います。その点においてEV・PHEVのスポーツカーは低速域でも非常にスムーズですから、街なかでも運転しやすいのです。

 

テスラ 初代「ロードスター」

テスラ 初代「ロードスター」  画像:iStock.com/benedek

 

EVの世界市場で圧倒的なシェアを誇るテスラは、いまはセダンやSUVタイプの車種を主力モデルとして展開していますが、2008年に第1号モデルとして発売したのは、ロータス「エリーゼ」の車体を用いた「ロードスター」という2シーターのスポーツカーでした。これはテスラの開発陣が「EVは走りの面でも優れている」ということを誰に対してもよりわかりやすく訴求しようと考えたためです。

 

 

 

電気自動車のスポーツカーの価格は? 国産車はあるの?

電気自動車のスポーツカーのイメージ

画像:iStock.com/peepo

 

スポーツカーは高性能で装備も充実しており、乗用車に比べると車両価格がかなり高くなります。実際のところ、EV・PHEVのスポーツカーはどれくらいの予算で購入可能なのでしょうか。日本で購入できるEV・PHEVのスポーツカーの価格、さらに国産メーカーからEV・PHEVのスポーツカーが登場する可能性について紹介します。

 

電動スポーツカーの価格帯は1200万〜5000万円超


ひと口にEV・PHEVのスポーツカーと言っても、フェラーリやマクラーレンなどのような純粋なスーパーカーから、グレードによってスーパーカー並の性能をもつ4ドアのグランドツアラーまでさまざまな車種があります。そうした広い意味で言うと、日本国内で購入可能なEV・PHEVのスポーツカーは約6車種あります。

その価格帯はおおよそ1200万〜5000万円超。たしかに庶民には手の届かない高価な車なのは間違いありません。しかし、ひとつ言えるのは、このクラスのスポーツカーの場合、同じ価格帯の車種ならエンジン車よりEV・PHEVのほうが高性能ということです。

 

ポルシェ「911」

ポルシェ「911」

 

たとえば、いまから約4年前の2019年に登場したポルシェ初の量産EVである「タイカン」には当初、「電気で走るポルシェが本当に売れるのか?」という懐疑的な声も少なくありませんでした。

しかし、2021年に「タイカン」は世界市場で前年比2倍超となる約4万1000台を販売し、ポルシェの象徴である「911」を上回る販売台数を記録2)。2022年はサプライチェーンの影響などで少し数字を落としましたが、この販売台数は「タイカン」のもつポテンシャルがポルシェユーザーに広く受け入れられているということでしょう。

 

 

 

日産「GT-R」の次期モデルは電動化される可能性が高い!?


前述のように、日本国内で購入できるEV・PHEVのスポーツカーは現時点で6車種程度となっており、そこに国産車は含まれていません。ただし、エンジン車では国産車にも日産「GT-R」やトヨタ「スープラ」といったピュアスポーツカーがありますから、近い将来に電動化された国産スポーツカーが登場する可能性もあります。

 

トヨタ「スープラ RZ “Plasma Orange 100 Edition”」

トヨタ「スープラ RZ “Plasma Orange 100 Edition”」

 

その候補のひとつと考えられるのが前述の日産「GT-R」です。2007年の発売以来、「GT-R」はつねに年次改良やスペシャルモデルによってアップデートされてきましたが、フルモデルチェンジは15年間行われていません。もし次期型「GT-R」が登場するとしたら、それはおそらく日産が得意とする電動化技術を駆使した史上初の「GT-R」となるのでしょう。

 

日産「GT-R NISMO Special edition 2024年モデル」

日産「GT-R NISMO Special edition 2024年モデル」

 

現状では次期型「GT-R」の開発はメーカーから公式にアナウンスされていませんが、仮にEV・PHEVの「GT-R」が誕生すれば、フェラーリやポルシェがラインナップする電動モデルと遜色のない、あるいはそれらを上回るほどの性能をもったスポーツカーとなるはずです。

 

 

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電気自動車のスポーツカー厳選8車種を紹介


それでは、具体的にどんなEV・PHEVのスポーツカーがあるのでしょうか。国内で購入可能な6車種、そこに国内未導入の2車種を加えたEV・PHEVのスポーツカー8車種の性能や特徴を紹介します。

 

以下、メーカーを50音順で表示しています。

 

I.アウディ「Audi e-tron GT」

e-tron GT

 

「e-tron GT」は純粋なスポーツカーではありませんが、フラッグシップスポーツの「R8」に代わってアウディの先進性やプレミアム性を表現する、ブランド最高峰のEVグランツーリスモです3)

地を這うように低く、かつワイドで流麗なスタイリングが目を引きますが、ツーリングスポーツカーらしく室内も広々としており、後席には最大で3人が乗車可能。つまり、スポーツカーでありながら最大5人でロングドライブすることができるわけです。

 

e-tron GT

 

2モデルが用意されたグレードのうち、上位グレードの「RS e-tron GT」は前後2つのモーターで最高出力475kW、最大トルク830Nmを発揮。このパフォーマンスを自然なフィーリングで楽しめるのが「e-tron GT」の最大の魅力でしょう。また、一般的なEVの倍となる800Vというシステム電圧によって、充電時間を短縮できるのも「e-tron GT」の大きなポイントです。車両価格は1494万円~。

 

 

II.ピニンファリーナ「バッティスタ」

アウトモビリ・ピニンファリーナ

 

アウトモビリ・ピニンファリーナは、フェラーリのデザインなどで知られるイタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナの親会社であるインドの大手車メーカー・マヒンドラ&マヒンドラが立ち上げたブランド。その最初の市販モデルとなるのがピュアEVハイパーカーの「バッティスタ」です4)

市販モデルと言っても、2022年に開始された「バッティスタ」の生産台数は150台のみ。限られた顧客に向けて、約1200時間から1300時間という途方もない時間を費やして1台1台がハンドメイドで製作されるビスポークモデルですから、価格も公表されていませんが億円単位であることは間違いないでしょう。

 

アウトモビリ・ピニンファリーナ

 

なお、「バッティスタ」のパフォーマンスは4個のモーターで最高出力1900ps、最大トルク2340Nmとこちらも規格外。0-100km/h加速はじつに1.86秒です。そのハンドルを握るのはもちろん、実車を見る機会も少なそうな貴重なEVハイパーカーですが、日本にも「バッティスタ」を取り扱う正規ディーラーがありますから、どうしても気になる方は問い合わせてみるといいでしょう。

 

III.フェラーリ「SF90ストラダーレ」

フェラーリ「SF90ストラダーレ」

 

「SF90ストラダーレ」は、2019年にスクーデリア・フェラーリの創立90周年を記念して発表されたモデルであり、それと同時にフェラーリのロードカーとして初めてとなるPHEVです5)。HEV(ハイブリッド車)自体は限定生産された「ラ・フェラーリ」が過去にありましたが、「SF90ストラダーレ」はPHEVなのでモーターのみのEV走行が可能です。

 

フェラーリ「SF90ストラダーレ」

 

パワートレインは4.0LのV8ツインターボ+8速DCTにモーターと7.9kWhのバッテリーを組み合わせ、システム合計出力は1000馬力を発揮。なかでも最大の特徴は、フロントの左右輪に1基ずつと、リアに1基の計3基を搭載する3モーター式e-4WDとなっていることです。

トルクベクタリングによって旋回性能を高めているためアクセルワークによる瞬発力も抜群で、一度乗れば「モーターをうまくつかえばフェラーリもここまでできるのか」とその走りに感動を覚えることでしょう。0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は340km/h、車両価格は5340万円~。「究極のフェラーリ」と言える1台です。

 

IV. フェラーリ「296GTB」

フェラーリ「296GTB」

 

「SF90ストラダーレ」に次ぐ2車種目のPHEVとして2021年に登場した「296GTB」は、フェラーリの名を冠したロードカーとして初めてV6エンジンを搭載したことでも知られています6)

ミッドリアに搭載された3.0LのV6ツインターボエンジンは従来のV8エンジンよりコンパクト。そこに1基のモーターを組み合わせたハイブリットパワートレインで後輪を駆動し、システム合計出力830ps、0-100km/h加速2.9秒のパフォーマンスを発揮します。

 

フェラーリ「296GTB」

 

このハイブリットシステムはF1由来のMGU-K(モーター・ジェネレーター・ユニット・キネティック)と呼ばれるもので、エンジンと8速DCTの間にモーターを配置し、クラッチを切り離すことでEV走行も可能です(EV走行距離は満充電の状態で25km)。

「296GTB」の最大の特徴は、発進や低速域におけるドライバビリティに優れ、拍子抜けするほど扱いやすいこと。「毎日乗れるスーパーカー」と言っても過言ではありません。また、その艶っぽいデザインもこの車の大きな魅力です。車両価格は3710万円~。

 

 

V.ポルシェ「タイカン」

ポルシェ「タイカン」

 

ポルシェはスポーツカーブランドであり、その名を聞くと多くのドライバーは「911」をイメージすることでしょう。しかし、初の量産EVとして登場した「タイカン」は純粋なスポーツカーではなく、4ドアのスポーツクーペ。もっとも、スタイリングはどこか「911」を彷彿とさせ、シャープなハンドリングや操作の一つひとつに感じる剛性感の高さなど、そのスキのない乗り味はまさにポルシェです7)

 

ポルシェ「タイカン」

 

グレードは、RWDで最高出力300kW(408ps)の「タイカン」からAWDで560kW(761ps)の「タイカン ターボS」まで、駆動方式や出力に応じた5タイプをラインナップ。車両価格も1200万円台から2500万円台までと幅広く、ユーザーの予算やそれぞれが求めるパフォーマンスに応じて選ぶことができるのも魅力です。

 

 

VI.マクラーレン「アルトゥーラ」

マクラーレン「アルトゥーラ」

 

2021年に登場した「アルトゥーラ」はPHEVのミッドシップスーパーカーです。3.0LのV6ツインターボエンジンにモーターを組み合わせ、システム合計出力は500kW(680ps)、最大トルクは720Nmを発揮します8)

 

マクラーレン「アルトゥーラ」

 

もともとマクラーレンはスーパーカーのなかでも乗り心地のよさが光る車が多い印象でしたが、電動パワートレインを搭載する「アルトゥーラ」はストップ&ゴーの多い街なかでも非常に扱いやすく、さらに使い勝手がよくなっています。それでも持ち前の“スーパーカーらしさ”もしっかり残されていますから、「刺激」と「乗りやすさ」のさじ加減が絶妙な1台です。車両価格は3070万円~。

 

 

VII.マセラティ「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」

マセラティ「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」

 

「グラントゥーリズモ」は2022年にフルモデルチェンジを実施したスポーツクーペで、マセラティは「グラントゥーリズモ」の発売当初からピュアEVを追加することを公言していました。それがマセラティ初のピュアEVとなる「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」です9)

「Folgore(フォルゴーレ)」とはイタリア語で稲妻を意味し、マセラティのEVモデルには今後この名が与えられるといいます。

 

マセラティ「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」

 

フロント1基、リア2基の3つのモーターを搭載し、システム最大出力は560kW(760ps)、最大トルクは1350Nm、0-100km/h加速は2.7秒。このパフォーマンスのベースには、マセラティも参戦する「フォーミュラE」で培われたテクノロジーがあるそうです。

マセラティは新型SUV「グレカーレ」にもEVモデルのフォルゴーレを設定するとアナウンスし、2025年までに全モデルにEVを設定し、2030年には全モデルをEV化すると発表しています。ただし、2023年6月時点で「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」は国内未導入。また、より本格的なスーパースポーツである「MC20」のフォルゴーレもいずれ登場することが期待されます。

 

VIII.ランボルギーニ「レヴエルト」

ランボルギーニ「レヴエルト」

 

2023年6月に日本で初公開された「レヴエルト」は、「アヴェンタドール」の後継モデルとなるランボルギーニの次世代フラッグシップであり、ランボルギーニにとって初のPHEVモデルです1)。最大の注目ポイントは、ランボルギーニがこの車を「HPEV」(ハイパフォーマンスEV)と表現するように、やはりパワートレインでしょう。

 

ランボルギーニ「レヴエルト」

 

フロント2基、リア1基の計3基のモーターに組み合わせる6.5Lのエンジンは、ランボルギーニのフラッグシップモデルの伝統にのっとったV12自然吸気エンジン。システム合計出力1015ps、0-100km/h加速は2.5秒、最高速度は350km/hに達するとされています。

時代が変わってPHEVモデルになっても伝統のV12自然吸気エンジンを守り、フラッグシップに搭載し続ける。これがランボルギーニというスーパーカーブランドのこだわりなのかもしれません。

 

 

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【コラム】迫力不足?電動スポーツカーの「音」はどうなる?

スポーツカーにとって「官能性」はとても重要な要素です。その一方、EV・PHEVにおいて「静粛性」はひとつの特徴であり、メリットとなっています。この相反する部分がEV・PHEVのスポーツカーづくりにおける大きな課題となっているわけです。

この課題に対して真っ先に答えを出したのが、「タイカン」に「ポルシェ・エレクトリック・スポーツサウンド」というフェイクサウンドのオプションを用意したポルシェでした。ポルシェがサウンドをつけたのは、EV・PHEVを「つまらない」と考えるスポーツカーファンがいるからというより、研究の結果、サウンドがあったほうがリズムを掴みやすく「ドライバーがうまく運転できる」ということが判明したからです。しかし、実際に耳にすると、そのサウンドはなかなかエキサイディングでインパクトのあるものでした。

 

マセラティ「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」の3Dサウンドシステム

マセラティ「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」の3Dサウンドシステム

さらに、マセラティもイタリアのハイエンド音響機器ブランド「ソナス・ファベール」の3Dサウンドシステムなどにより、「グラントゥーリズモ フォルゴーレ」の室内にマセラティらしいサウンドを再現し、ドライビングプレジャーとの調和を図っています。

これらはあくまで演出であり、「本物のサウンドではない」という見方はついて回るでしょう。とはいえ、名だたるスポーツカーブランドがEV・PHEVの官能性という課題に対してどのようなアプローチを見せるのか、非常に興味深いテーマと言えます。

 

スポーツカーも「電動化して当たり前」というフェーズに入った


スポーツカーブランドの多い欧州では、車は「電動化していて当たり前」というフェーズに入っています。それはスポーツカーも例外ではありません。スポーツカーブランドといえども、エンジンだけにこだわっていては社会の理解を得られなくなってきています。

モーターのレスポンスのよさは本来、スポーツカーと非常に相性がいいものです。さらに、EV・PHEVには走りを追求できるRWD(後輪駆動)をつくりやすいメリットがあり、ユーザーにも「EV・PHEVのスポーツカーに乗ってみたい」というニーズがあるはずです。

技術の進化によってバッテリーやモーターの高性能化・軽量化が進めば、マツダ「ロードスター」のようなライトウェイトスポーツの電動モデルも開発されることでしょう。どのような付加価値をもったEV・PHEVのスポーツカーが登場するのか、いまから楽しみです。

 

この記事の著者
岡本幸一郎
岡本 幸一郎

1968年富山県生まれ。父の仕事の関係で幼少期の70年代前半を過ごした横浜で早くもクルマに目覚める。学習院大学卒業後、自動車情報ビデオマガジンの制作や自動車専門誌の編集に携わったのちフリーランスへ。これまで乗り継いだ愛車は25台。幼い二児の父。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。