電気自動車(EV)の購入を検討している方の中には、家族の送り迎えや買い物、レジャーなど、ファミリーカーとして利用しようと思っている人も多いことでしょう。ただ、ひと口にファミリーカーと言っても家族構成やライフスタイルによって必要とする車種が変わってきます。自動車ジャーナリスト・まるもさん監修のもと、EVのファミリーカーのメリットや必要なスペックとともに、おすすめの車種を「家族構成」「ライフスタイル」ごとにEV DAYS編集部が紹介します。
- 電気自動車のファミリーカーのメリットは?
- 電気自動車のファミリーカーにはどんなスペックが必要?
- 【家族構成別】ファミリーカーのEVおすすめ10車種
- 【ライフスタイル別】ファミリーカーのEVおすすめ10車種
- 【コラム】サードプレイス視点で選ぶ電気自動車のファミリーカー
- EVを家族の暮らしを支える良きパートナーにしよう
電気自動車のファミリーカーのメリットは?
EVをファミリーカーとして使うと言っても、そもそも「ファミリーカーってどんな車?」と思われる人もいるかもしれません。ファミリーカーとはどのようなタイプの車種を指すのでしょうか。まずファミリーカーの定義と、ファミリーカーのメリットを紹介します。
「家族のライフスタイルに合った車」がファミリーカー
ファミリーカーという以上、欠かせない条件となるのが「家族全員が乗れる車」である点です。人気のボディタイプは時代ごとに異なり、1990年ごろまで「ファミリーカー=4ドアセダン」でした。トヨタなら「カローラ」や「マークII」、日産なら「サニー」「スカイライン」などが一般的なファミリーカーとされていたようです。
1990年代後半から2000年代にかけては、それまでの「ファミリーカー=4ドアセダン」から「ファミリーカー=ミニバン」の時代となります。ミニバンはセダンより大人数が乗車することができ、室内空間がより広く、荷物もたくさん積むことができるからです。
しかし、家族のかたちやライフスタイルが多様化した現在、「こういう車種がファミリーカー」と一概には言えなくなっています。
同じ4人家族でも「近所にしか出かけないから軽自動車で十分」という人もいれば、「アウトドアが趣味だからSUVが必要」という人もいます。あえて2023年現在のファミリーカーを定義するなら「家族のライフスタイルに合った車」と言えるかもしれません。
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EVにもファミリーカーとして使える車種が続々登場
「こういう車種がファミリーカー」と言えなくなったもうひとつの理由に、家族のかたちやライフスタイルだけでなく、車にもさまざまなタイプが登場して「車種も多様化している」ことがあります。
軽自動車ではファミリーを意識したスライドドアのハイトワゴンが主流になり、ハッチバックのコンパクトカーは軽自動車では乗れない家族5人が乗車可能です。ミニバンもコンパクトサイズからLLクラスまで、家族の人数に合わせて車種を選ぶことができます。
EVの場合、ガソリン車などに比べて車種が少ないとよく指摘されますが、ハッチバックやセダン、SUVタイプだけでなく、2022年には軽自動車のEVも登場しました。近い将来、ミニバンのEVも発売されると予想されています。ファミリーカーとして使いたい人が家族の人数や用途に合わせて車種を選ぶことができるわけです。
EVは「コスト管理がしやすい」のが大きなメリット
EVはガソリン車などに比べて「ランニングコストやメンテナンス費用が安い」「税金の優遇措置が受けられる」というメリットがあります。しかし、EVのメリットはそれだけではありません。
基本的にEVは自宅に設置した普通充電器で充電を行いますが、外出先での電欠などに備えて公共充電の充電認証カードに加入するのが一般的です。充電認証カードの利用料金は月額500〜4000円程度の基本料金(無料充電時間を含む場合あり)と充電の都度の時間制従量課金で、比較的基本料金の割合が大きいです。そのため、ガソリン代のように変動が大きくなく、走行コストが可視化されて家計に組み入れやすいのです。こうした家計管理のしやすさはEVの大きなメリットと言えるでしょう。
また、自宅で充電ができるというのは、ガソリンスタンドに行く手間や時間が省けるということです。就寝中に充電できるので、燃料補給の「待ち時間」もありません。自宅近くにガソリンスタンドがない人や子育てに忙しい人にとって、この点は非常に助かるはずです。
EVは運転しやすく先進安全運転支援技術が優れている
ファミリーカーは家族の誰もが日常的に使う車ですから、運転のしやすさも重要なポイントです。エンジンで走るガソリン車などと違い、モーターで走るEVは加速力に優れ、発進時はもちろん、交差点を曲がるときや車線変更、さらに坂道発進や合流時もスムーズに運転することができます。そのため、アクセルを踏む力が比較的弱い人でも無理なく運転することが可能です。
また、EVは先進安全運転支援技術が充実している車種が多く、運転が苦手な人でも比較的安全に走行することができます。小さな子どもがいるご家庭にはこうした安全面もうれしい部分でしょう。さらにEVは走行音が静かで燃料などの匂いもないため、子どもやペットと旅行などに行くときに快適なドライブを楽しめるはずです。
ただし、慣れていない方がEV特有のアクセル操作のみで加減速できる「ワンペダル風走行」で運転すると同乗者が車酔いする場合もあるので、その点は注意しましょう。
電気自動車のファミリーカーにはどんなスペックが必要?
EVをファミリーカーとして使う場合、乗車定員は何人で、車両価格はどれくらいが目安となるのでしょうか。より具体的な車選びの観点からEVのファミリーカーに必要なスペックを紹介します。
EVのファミリーカーの乗員数は「家族の人数+1人」がおすすめ
家族全員で乗車できる車を選ぶとなると、家族の人数分だけシートがあればよいだろう、と考えてしまうかもしれませんが、実際にファミリーカーとして使用すると、少なくとも年に数回は親戚や友だちが同乗する機会が出てきますし、荷物が多いときには座席に載せることもあります。
そのため、乗車定員は「家族の人数+1人」程度の余裕をもっておくことをおすすめします。そのうえで、アウトドアが趣味の人はキャンプ道具を積める広さの荷室があるかなど、ライフスタイルに合わせて車種を選ぶと安心です。なお、軽自動車の乗車定員は4人までとなっていますので、軽EVを購入する際は注意してください。
EVの価格は「ガソリン車の価格+100万円」が目安
EVはコストの高い大容量のバッテリーを搭載していますので、ガソリン車などに比べて車両価格が高くなる傾向があります。
ただし、EVは購入時に国や自治体の補助金を利用できるほか、税金の優遇措置などもあります。また、ガソリン車などに比べると走行コストやメンテナンス代などのランニングコストも安く済みます。そうしたことを考えると、「ガソリン車でほしいと思っていた車種の価格+100万円」程度が車両価格の目安となるかもしれません。
車両価格がガソリン車などより100万円程度高くなると購入を躊躇する人もいるかと思いますが、その差額は補助金の活用やランニングコストの安さなどで十分に取り戻すことが可能と考えられます。
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ファミリーカーは「シートアレンジ」も重要なポイント
ファミリーカーとして利用するなら忘れずにチェックしておきたい機能が「シートアレンジ」です。とくに小さな子どもがいる人やアウトドアが趣味の人などは、最低でも片側のシートを倒してラゲッジスペースを拡大できるタイプの車を選ぶことをおすすめします。
シートを倒してフラットになるのか、左右分割式の場合はそれが5:5なのか6:4なのかといった部分は、購入した後では変更できませんので必ず事前にチェックしておきましょう。ただし、現在販売されている多くのEVはこうしたシートアレンジに対応しています。
【家族構成別】ファミリーカーのEVおすすめ10車種
ファミリーカーとして利用できるEVには、具体的にどのような車種があるのでしょうか。4人家族にはこの車種など、ファミリーカーとしておすすめのEVを「家族構成別」に紹介していきます。
【3人家族におすすめ】日産「サクラ」、三菱「eKクロスEV」ほか2車種
3人家族が使うなら、軽自動車やコンパクトカーのEVが選択肢となるでしょう。なかでも、まずおすすめしたいのが日産「サクラ」1)と三菱「eKクロスEV」2)。この2台はともに2022年に登場した軽自動車のEVで、基本設計が共通の兄弟車です。軽自動車とはいえ上質なつくりのEVですから、3人家族にはピッタリです。
車両価格は「サクラ」が254万8700円〜、「eKクロスEV」が254万6500円〜。国の補助金を利用すれば購入費用を200万円以下に抑えることのできるもっとも身近なEVと言えます。
ホンダ「Honda e」3)も少人数ユースならおすすめのEVです。航続距離は259km(WLTCモード)ですが、街乗りの使いやすさを追求した車なので、用途を近距離移動の送迎や買い物に絞れば小回りも利き乗りやすいはずです。車両価格は495万円です。
輸入車でしたら、プジョーのコンパクトカー「e-208」4)が3人家族におすすめのEVです。航続距離はコンパクトカーのEVとしては395km(WLTCモード)と比較的長く、車両価格も460万2000円〜と、輸入車のEVのなかでは比較的お手頃となっています。
【4人家族におすすめ】日産「リーフ」、BYD「ATTO 3」ほか1車種
4人家族向けのEVでは、外せないのが日産「リーフ」5)です。現行モデルは自動駐車システム「プロパイロット パーキング」なども装備し、ますますファミリー層が使いやすいEVとなりました。
航続距離322km(WLTCモード)のバッテリー容量40kWhのモデルと、航続距離450km(同)の60kWhモデル「e+」が用意され、予算や用途に合わせて車を選べるのもうれしいポイントです。ただし、2022年12月に大幅に値上げされ、車両価格は408万1000円〜となりました。
2023年1月に国内販売が開始されたばかりのBYD「ATTO 3(アットスリー)」6)もファミリーカーとして注目の1台でしょう。BYDは世界で注目を集める中国・深セン発のEVメーカーで、日本参入の第1弾として発売されたのがコンパクトSUVの「ATTO 3」です。
航続距離は485km(WLTCモードでの自社測定値)とこのクラスのEVのなかでは長く、車両価格も440万円〜とお手頃。スポーツジムをイメージしたインテリアもファミリー層に人気が出そうです。
購入予算を500万円台まで広げれば、レクサス「UX300e」7)も選択肢に入ってきます。プレミアムブランドのレクサスにファミリーカーのイメージはないかもしれませんが、「UX300e」は全高1550mm以下のコンパクトSUVなので普段使いもしやすいはずです。
航続距離は367km(WLTCモード)で、価格は580万円〜。レクサスらしくオプションの選択肢が多く用意されており、中間層からややアッパーなファミリー向けのEVと言えるかもしれません。
【5人家族におすすめ】日産「アリア」、メルセデス・ベンツ「EQB」ほか1車種
夫婦2人と子ども3人の5人家族になると、大人数が乗車可能なミニバンがほしくなってくるところですが、2023年2月時点ではミニバンのEVは国内で発売されていません。そのため、ファミリーカーにはミドルサイズSUVなどを選ぶといいでしょう。
まず候補となるのが日産「アリア」8)です。車両価格は539万円〜とこのクラスのSUVにしてはお手頃で、乗車定員は5名。家族の人数と同じになりますが、「アリア」はラウンジのように広い室内をもつのが特徴ですから、狭く感じたりはしないはずです。
航続距離はバッテリー容量66kWhの標準グレード「B6」が470km(WLTCモード)。今後はロングドライブが可能なバッテリー容量91kWhのモデル(B9)も発売を予定しています。このクラスの国産EVには、ほかにトヨタ「bZ4X」やスバル「ソルテラ」があります。
輸入車ではヒョンデ「IONIQ 5」9)がおすすめです。「IONIQ 5」には大別してバッテリー容量58kWhのモデルと72.6kWhのモデルがありますが、前者の価格は479万円〜。航続距離は58kWhモデルで498km(WLTCモードでの自社測定値)、72.6kWhモデルなら最大618km(同)と、ロングドライブも可能です。「快適な居住空間」をテーマにした明るくシンプルな室内もファミリー向きでしょう。また、コーヒーメーカーやIH卓上コンロを使えるV2Lにも対応しているので、アウトドアでも活躍しそうです。
前述のように、現時点ではEVのミニバンは国内発売されていませんが、ミニバンのように使えるEVならあります。そのひとつがメルセデス・ベンツ「EQB」10)です。コンパクトSUVながら3列シートを備えているので、最大7人まで乗車することが可能です。
航続距離は2WDモデルが520km(WLTCモード)、4WDモデルの「4MATIC」が468km(同)。アウトドア好きや積雪地に住む家族には4WDが選べるのはうれしいポイント。ただし、車両価格はファミリーカーとしてはやや高めで、788万円〜となっています。
参考資料
1)日産「サクラ」
2)三菱「eKクロスEV」
3)ホンダ「Honda e」
4)プジョー「e-208」
5)日産「リーフ」
6)BYD「ATTO 3」
7)レクサス「UX300e」
8)日産「アリア」
9)ヒョンデ「IONIQ 5」
10)メルセデス・ベンツ「EQB」
【ライフスタイル別】ファミリーカーのEVおすすめ10車種
家族構成別だけでなく、「週末にドライブに行く家族」「アウトドア好きの家族」「旅行好きの家族」など、それぞれのライフスタイルに合ったファミリーカーのおすすめEVも見ていきましょう。
ライフスタイル①近距離移動が多い家族におすすめのEV
買い物や送り迎えなどの普段使いがメインの場合、航続距離が短いEVでも困ることはありません。近距離移動が多いならEV選びのポイントは大容量のバッテリーを搭載しているかどうかでなく、取り回しのいいコンパクトなボディサイズということになります。
その点を踏まえると、おすすめは軽自動車の日産「サクラ」や三菱「eKクロスEV」、ホンダ「Honda e」など、前述した小回りが利いて車両価格も比較的安いコンパクトなEVとなるでしょう。また、近距離でも3〜4人が乗る想定でしたら、駐車支援システムがついた日産「リーフ」の40kWhモデルも選択肢のひとつになります。
ライフスタイル②週末ドライブに行く家族におすすめのEV
家族で週末にドライブに行くなら、やはりゆったりした室内空間をもつミドルサイズ以上のEVがほしいところです。そうした家族には前述した日産「アリア」、あるいはボルボの人気モデル「XC40」のEV版となる「XC40 Recharge」11)などがピッタリです。
「XC40 Recharge」の航続距離は484〜502km(WLTCモード)と比較的長く、スマホ感覚で操作できるGoogleのシステムを採用したインフォテイメントシステムを備えています。このインフォテイメントはEVのドライブで心配な目的地到着時のバッテリー残量予想や、目的地から出発地に戻ってきた時点の電池残量の予想、ルート途中の充電スポットの表示といった機能を持っていますので、バッテリー残量を気にしてハラハラすることなく週末のドライブを快適に過ごすことができるでしょう。価格は639万円〜。
同じ理由からフォルクスワーゲン「ID.4」12)もいい選択肢になります。こちらは「XC40 Recharge」と違ってEV専用モデルで、バッテリー容量52kWhの「Lite」の航続距離は435km(WLTCモード)、77kWhの「Pro」の航続距離は618kmとガソリン車並みです。価格は514万2000円〜となっています。
ライフスタイル③アウトドア好きの家族におすすめのEV
キャンプなどのアウトドアが趣味の家族には、キャンプ道具やアウトドアグッズを積める広いラゲッジスペースがあり、非舗装路でも下回りをぶつけずに走れる最低地上高をもつEVがマストです。4WDの走破性があれば、さらに安心感は高まるでしょう。
その条件にピッタリ当てはまるのが先ほど紹介したメルセデス・ベンツ「EQB」です。また、862万円と価格は高いですが、BMWのミドルサイズSUV「X3」のEVモデルである「iX3」13)も使い勝手がよく、アウトドア向きのEVと言えます。
なお、「iX3」は2023年2月時点で「iX3 M Sport」グレードのみが国内で販売されており、バッテリー容量は80kWh、航続距離は508km(WLTCモード)となっています。
ライフスタイル④旅行好きの家族におすすめのEV
家族旅行などのロングツーリングに出かけるのが好きな人には、独自の高出力急速充電ステーション「スーパーチャージャー」を使うことのできるテスラ車が向いています。最近では「デスティネーションチャージング」(普通充電器)を備えた宿泊施設なども増えてきました。
なかでもおすすめなのは、テスラがラインナップする車種ではボディサイズも価格も比較的お手頃なミドルサイズSUVの「モデルY」14)です。テスラは価格変更をよく行いますが、2023年2月時点での「モデルY」の車両価格は583万4600円〜。ロングツーリングに使えるだけでなく、手が届きやすいテスラ車とも言えるでしょう。
参考資料
11)ボルボ「XC40 Recharge」
12)フォルクスワーゲン「ID.4」
13)BMW「iX3」
14)テスラ「モデルY」
【コラム】サードプレイス視点で選ぶ電気自動車のファミリーカー
暮らしやライフスタイルが変化している現在、車は単なる移動手段以上の存在になりつつあります。とくに車内に電源コンセントを備える車種もあるEVの場合、車内でコーヒーを煎れてひと休みに使ったり、パソコンを持ち込んでリモートワークをするなどオフィス代わりにしたり、さらに家族や友人たちと心地よく過ごす憩いの場にしたりと、さまざまな用途に活用することが可能です。
このような場所をサードプレイス(第3の場所)と言います。ちなみに、バッテリーの安全性を確保するために頑丈につくられているEVは「車内の音響がいい」という副産物も生みました。車内で音楽を楽しむこともできるのです。なかでも、テスラはゲームなどのエンターテインメントが充実しており、サードプレイスとして楽しむのに最適なEVとなっています。こうしたサードプレイスとしてのEVの活用は、近い将来に日本国内に登場するはずのEVのミニバンによってさらに広がっていくことでしょう。
EVを家族の暮らしを支える良きパートナーにしよう
一般的にEVはファミリーカーのイメージが強くありませんが、ここまで見てきたように、じつはファミリーカーに向いている車です
とくにファミリーユースでは「コストを家計に組み入れやすい」「自宅にいながらエネルギー調達ができるので時間と手間を省ける」「運転しやすい」といったEVがもつ特徴は大きなメリットです。
思い切ってガソリン車からEVに買い替えてみたら、大切な家族の暮らしを支える良きパートナーになってくれるかもしれません。
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この記事の監修者
まるも 亜希子
カーライフ・ジャーナリスト。映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツに参戦するほか、安全運転インストラクターなども務める。06年より日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。女性パワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト」代表として、経済産業省との共同プロジェクトや東京モーターショーでのシンポジウム開催経験もある。